青春18きっぷ一人旅2008 3日目② 広島中心地巡りと市民球場最終年にヤクルトを観に

※2008年の話です。これまでの話はこちら



2008年8月27日(水)


岩国から山陽本線に乗って横川駅下車。広島電鉄に乗り換えて広島市中心地へ






原爆ドーム前で下車し、平和記念公園をフラフラする。原爆ドームの外周をゆっくり二周して平和記念資料館に向かうも、入口前に修学旅行生なのか外国人観光客なのかわからないが、とんでもない数の人が待機しており、落ち着いて観れそうも無さそうなので入館を回避。公園内の人気の少ないゾーンにあったベンチに座り、犬の干乾びた糞のように固まってじっとしていた


ベンチで固まり続けて20~30分。体力が回復したところで動き出す






お好み村で本場の広島風お好み焼きを食べる。中に入ると各階にお好み焼き屋がたくさんあり、下調べをしてなかったのでどこの店に入ったらいいのか迷う

どこの店も居酒屋的なファミリー感が強そうな店が多く、重度の人見知りの私が入店するにはハードルが高い…

一番美味しそうな店というよりは、一番入りやすい店を選んで入店。それでも入りづらかったが…


「すみません…」


全くパワーの無い声で800円のお好み焼きを注文し、ザ・無表情で静かに平らげる。今なら旅先で食べたものは必ず写真に撮るのだが、この時が初めての一人旅で、知らない人達に囲まれた中で写真を撮る勇気が無く撮れず…

「こいつはしゃいでやがる」と思われるのが恥ずかしくて恥ずかしくて…

写真で食べた物を紹介することはできないのだが、味はザ・無表情が若干緩むぐらい美味しかった


腹を満たしたところで再び平和記念公園方面へ





この日のメインというか、この一人旅の最大の目的である広島市民球場へ

この年(2008年)が広島市民球場最終年で、どうしても最後に行って試合観戦したいという願望があり、広島×ヤクルトが行われるタイミングに合わせて一人旅の日程を組み、今に至るのである

12年前の事で記憶が曖昧なのだが、たしか当日券でチケット(レフト側のビジター外野席1,500円)を購入して入場。今でこそマツダスタジアムの広島戦は毎試合超満員のイメージだが、この当時の広島市民球場の試合はガラガラのイメージがあり、「当日券でも余裕だろ…。ヤクルト戦だし…」ってな感じで前売り券を買っていなかった気がする…







何せ12年前に観た試合なので内容は全く憶えて無いのだが、写真を見る限りヤクルトが勝ったらしい…

ラインナップが懐かしいね。武内はいつか覚醒するってずっと信じてたんだよ…

現役は青木と川島慶三、そしてBCリーグ栃木の飯原か…

私の一学年上の青木も現在もバリバリで凄いけど、川島慶三もホークスに移籍してから輝いてるわな…。この当時は小柄なのに大振りして凡退するイメージだったが、今はものすごく勝負強い良いバッターになったわな…

この時の出来事で今でも鮮明に憶えているのが、隣に座ってた同世代ぐらいのヤクルトのレプリカユニフォームを着た男性に話しかけた事。広島の人がどうしてヤクルトファンになったのか気になったので勇気を振り絞って尋ねたのだ


「市民球場によくヤクルト戦を観に来るんですか?」
「いや、東京から来てるんで」
「そうですか・・・」
「・・・」


話が全く盛り上がらなかったんだよ…



試合観戦後は、前日も行った銭湯で臭い体を洗い、広島駅まで歩く。駅周辺でお好み焼き以外の広島名物でも食べようと思ったが、これだ!!という店が見つからず、歩き回っているうちに疲れてきて、近くにあったなか卯で簡単な晩飯を済ます

そして前日に宿泊したネットカフェに二日連続でお世話になり、一人旅3日目を終えるのであった



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