2022.10.3 東京ヤクルト×横浜DeNA 神宮球場

リーグ公式戦の追加日程が発表され、10月３日に行われるベイスターズ戦が神宮最終戦になるということで、観に行けるかどうかスケジュール帳（1,800円もした）を確認…

するまでもなく、スーパーが付くほど暇な低所得おじさんなので迅速に試合チケットを購入

こんな白紙だらけのスカスカなスケジュールなら糞高いスケジュール帳など買わず、100円ショップで買えるやつでよかったんだよ…

チケット購入後に内川・坂口・嶋のベテラン３選手の引退が発表され、この試合が引退試合になるとのこと。私も押入れから３選手のレプリカユニフォームを探し出し、鞄にぶち込んで神宮へ向かう（各選手の打席時にこそっと羽織る）

年齢的＆選手枠の関係上、来季の契約は微妙だとは思っていたが寂しい、そして惜しい

内川さんは私と同学年（82年生まれ）ということで、スワローズ移籍後は思い入れを持って応援をしていた。今年２軍では３割３分以上打っており、右打者の代打不足のチーム事情にフィットしていた選手だったが、あまりチャンスは与えられなかった

21年は代打成績があまり良くなく、適性的にスタメンで複数打席立ってこその選手のような気もするが、前年同様に代打でもう少しチャンスを与えても良かったのではないかと、このブログを書いている2023年１月末時点でも思ったりしている…

７月のコロナによる選手大量離脱の時に今シーズン初昇格を果たし、久々に外野を守ったりとハッスルしていたが、スタメン出場中に故障したのか途中交代、そのまま登録抹消となった

再昇格のチャンスは９月上旬にもあった。右打者の濱田・キブレハン・荒木が不調で「内川昇格あるな…」と思っていた矢先に自身がコロナに感染してしまう

怪我といい、コロナといい、運も味方しなかったか…。残念…

試合では５番ファーストで先発出場、１打席目は初球をセンターへの大飛球、現状の若手控え選手よりはまだまだやれる印象

そして２打席目にレフト線への同点タイムリー二塁打を放つ

スワローズに来てからのヒットは、ほとんどが反対方向への当りだったが、最後の最後に鋭い引っ張りの当りを見れて感無量であった

引っ張り切れなくなったのが衰えなのかもしれないが、最後に平成最強の右打者の片鱗を見させていただきました

坂口さんは交流戦後半に１軍初昇格、高津監督に野球に対する姿勢を評価され、しばらく１軍定着するも、コロナで離脱した選手たちが戻ってきた時期に静かに２軍降格、以降再昇格は無かった

そのまま１軍にいても代打などで活躍できそうな感じだったが、若手主体のチーム方針では厳しかったか…

もう終わった話だが、彼こそ2022年日本シリーズで代打の切り札としてベンチにいてくれたら、もう少しオリックスに抵抗できたのではないかと今でも思ってしまう…

チームが弱かった時期に１番としてチームを引っ張ってくれて、青木加入後は不慣れなファーストを守ったりとチームに献身的に尽くしてくれた大貢献選手

優勝した翌年（2016年）からスワローズでプレー。もし当時の真中監督がドラフトで明大の高山（現阪神）を引き当ててたら、果たして同じ外野手左打者の坂口の出番はあったのだろうか…

ちなみに2016年の坂口は155安打の２割９分５厘、高山が136安打の２割７分５厘

真中監督のドラフト会議での渾身の確認ミスガッツポーズは、結果的に無駄では無かったのかもしれない…

試合では２番ライト先発出場、１～２打席目で腰が砕けるほどのフルスイングを見せてくれた

これが坂口智隆なんだよ…

１打席目のレフト反対方向へのヒットは引退するのが惜しいと思わせてくれるぐらいのバッティング技術

数年後、コーチとしてお待ちしております…

嶋さんは８回裏に代打で登場、結果三振だったが今乗りに乗りまくっている伊勢大明神のストレートに食らいついて見せ場は作った。そして９回表に１人だけマスクを被って交代

21～22年とベンチの盛り上げ役、そして精神的支柱として優勝に貢献。2020年のスワローズ移籍初年度、これから調子が上がってきそうなところで故障離脱してしまったのが悔やまれる

インタビューの受け答えも真面目さ＆ユーモアがあってとっても好感の持てる選手であった。登場曲の大黒摩季さんの『熱くなれ』も同世代なのでたまらないんだよ…

日本ハム時代の中嶋（現オリックス監督）のように、選手兼コーチとして『抑えキャッチャー』で55歳ぐらいまでやってほしかったなぁ…

ただ来季はコーチとしてチームに残ってくれるので引き続き期待を

そして近い将来、名将と呼ばれる存在へ…

スワローズの監督でもいいのだが、やっぱり楽天の監督が似合いそうだ…

さてこの試合のもうひとつの見どころは、村上の三冠王＆日本人新記録の56号本塁打なるかどうか…

３打席凡退までなら中日大島の打率を上回り三冠王確定、つまり56号本塁打のチャンスは、途中ヒットが出れば別だが３打席となる

１打席目は相変わらずの調子の悪さでセカンドゴロ

これは厳しいかと思ったが、２打席目にレフト前ヒットを放ち、本塁打記録更新チャンスは４打席目以降にも拡大される

３打席目はファーストゴロ

（こりゃ56号は無いな…）

まぁ三冠王だけでも素晴らしいので、もう切り替えてこの後のクライマックスシリーズにしっかり調整してもらいましょう

この人、やっぱり打っちゃうんだもんなぁ…

４打席目、初球をライトスタンドずどん…

２打席目にヒットを打ち、自ら４打席目のチャンスを作り、今シーズン最終打席に56号

神様だから打つわなぁ…

私はゴミクズ人間なのでうがった見方をしてしまうのだが、６回表の最多安打のタイトルがかかっていたベイスターズ佐野の打席、何でもない場面で三遊間がら空きの佐野シフトを引き、真ん中のストレートをどうぞ反対方向に打ってくださいという状況で佐野がレフト前ヒット、中日岡林と並び最多安打確定

その見返りの入江ど真ん中ストレート…

いや！フィクションだな…

ゴミクズみたいな想像をしてしまい、申し訳ございません…