2022.10.14 クライマックスシリーズ ファイナルステージ 第3戦 東京ヤクルト×阪神 神宮球場
前年のクライマックスシリーズ(巨人戦)は第3戦だけを観戦、そして今回の阪神とのクライマックスシリーズも第3戦だけチケットを購入
なぜ第3戦を観戦に選ぶのか?
まず敵チームの胴上げ(日本シリーズ進出)を見る可能性がゼロで負けても精神的大ダメージを受けずに済むということ。そしてスワローズが第1~2戦で連勝ならば、胴上げを見るチャンスがあるということ。さらに平日で中央競馬が無く、野球に集中できるということ。以上3点が理由である
前年のCSはスワローズがストレート(3勝1分け)で日本シリーズ進出を決めてくれて、私も目の前で高津監督の胴上げを拝むことができた。そして今年も第1~2戦と勝利し、2年連続で私に胴上げを拝めるチャンスが巡ってきた
まさに第3戦のチケットを購入した思惑通り
相手はタイガース、苦手な青柳・伊藤将司がいて前年以上に苦戦するかと思っていたが、こんなにスムーズに連勝できるとは…
やはり私の普段の行いの良さが…、いや!そんなことは無い!!
ろくに働きもせず、競馬ばかりやっているクズ人間、普段の行いは滅法悪いのだが、神様が「お前の人生はこの先終わってるから、今だけは胴上げを見て、人生最後の良い思い出を作りなさい」と仰ってくれたのだろう…
ただ今日のタイガース先発は天敵青柳…
シーズン中も分が悪く、さすがに2年連続で胴上げを拝むのは厳しいか…
でも今日で決めてもらいたい…。それは翌日から2泊3日で阪神競馬場旅打ち(旅ブログはこちら)に出るので、スッキリとした気持ちで東京を出発したいからである
今日おねげえしますだ…
一旦試合の話は置いといて、シーズン終了間際になると必ずやってくるCREWポイント問題
スワローズCREW会員特典でチケット購入・グッズ購入・来場ポイントなどで貯まるCREWポイントの失効期限が年内までなので、毎年この時期になると慌てて残高ポイントを消費する事となる(ポイントはグッズなどと交換できる)
ポイント残高は5,500P
ヤクルト球団HPでポイント交換できるグッズ一覧をチェックし、壁掛け時計(5,000P)と交換することに決定
少し早めに神宮球場に行き、窓口で交換しようとしたのだが…
まさかの壁掛け時計SOLD OUT
「ウソだろ!?他に交換したい品がねえだ!どうしよ…、ハァハァ…」
窓口の列に並んでいる最中に壁掛け時計が無いということを知ったので動揺しまくる
そうこうしているうちに自分の順番が来てしまう
「えっと…ハァハァ…、あの…ハァハァ…」
その場のアドリブで選択したのが、上の写真のフードポット(5,000P)と2021日本一タンブラー(500P)であった
フードポット。物は良さそうなのだが、私自身、料理を作って持ち運びすることがまず無い…。スーパーの半額シールが貼ってある弁当か、100円前後の糞安い総菜パンしか食べない私には無縁中の無縁の品である…
果たして私の生涯でこのフードポットを使う事はあるのであろうか…
この文を書いている2023年2月現在、未開封のまま押入れの中に眠っている
使うかどうかわからないフードポットを抱えながら球場に入る。いつもはスワチケで大体同じ座席番号の席を選択して観戦しているのだが、今回の席は抽選によるランダム決定なのでいつもとは違うゾーンでの観戦。その結果…
こんな感じの席であった…
野球観戦というよりは、中年男性の方の頭皮観戦と言った方が当てはまるのかもしれない
しかもこの男性、球場観戦ルールを守らずマスクをせず、そして缶ビール(缶持ち込み禁止)を飲んでいた
よってここからは呼び名を『男性』から『糞じじい』と改めさせていただくが、この糞じじいが視界に入る度に不愉快になる
(スーパーはずれ席だ…、糞じじいめ…)
どうでもいい話はここまでにして…
今日の試合は青柳を攻略できるかどうかがポイントとなる(写真は『糞じじい』の頭をどうにか避けながら撮影)
シーズン後半は調子を落としていた印象で、今回は中5日での登板。付け入る隙はあるかと思ったが、さすが最多勝投手、ランナーを出しながらもしっかりと抑える
青柳攻略は容易ではない…。やっぱり厳しいだ…
一方スワローズ先発は高橋奎二
コロナ感染後、初の1軍登板でどこまでやれるか半信半疑ではあったが、初回からストレートの勢いが抜群で、先頭打者中野を高めストレート三振で幸先いいスタート
ただ制球難は相変わらずで2回表に連続四球を出し、ノーアウト2塁1塁のピンチ
ここでバッターは佐藤輝明
「ここでサトテルきつい!そしてサトテルでけえ!」
ただサトテル、バントの構えからのバント失敗、二塁走者三塁上でアウト
普通に打ちに来られた方が怖かったが、バントのサインで助かっただ…
この後、さらにピンチを招くも何とか無失点で切り抜ける
一難去ってまた一難、4回表にもノーアウト3塁1塁のピンチ
またしてもバッター佐藤輝明、初球を三塁ファールフライ
前の打席でサトテルにバントをさせるぐらいだから、相当調子が悪いのだろう…
ただサトテルは抑えてもタイガースに先制を許し、そして追加点…
高橋くんは大山を意識しすぎているのか第1~2打席は四球、そして第3打席にタイムリーを打たれる。まぁ大山の調子がファーストステージから良さそうだったもんなぁ…
ヤ0ー3阪
ただポジティブに考えるならば、4回表も大量失点の恐れがあった中で陽川の犠牲フライ1点だけに抑えられたし、5回表も大山には打たれたが、タイガース側にまたもバント失敗があり、攻めきれなかった印象であった
それでも青柳相手に3点はきついだ…
試合は落ち着いて、点が入らぬまま7回裏まで進む
スワローズ打線も粘りに粘って青柳から1アウト満塁のチャンスを作る
青柳の投球数も100球を超える
(ここしかねえだ…)
バッター・山崎、今年は勝負強さが増して、簡単に三振をしない粘り強さも出てきた
ここは臭い球をファールでカットし、四球でいいんだよコータロー!
山崎が放った打球は何でもない一塁ゴロ、ゲッツーコース
(オワタ…)
終わったはずが、一塁マルテが二塁へ悪送球→ヤ2-3阪→青柳降板
試合はいつの間にか1点差の接戦…
おかしいなぁ…、阪神が普通に勝ちそうな流れだったんだがなぁ…
ここでバッター宮本丈
今日は青柳対策での先発出場、投手が青柳から浜地に代わったので、ここで代打山田もあるかなと思ったが、宮本がそのまま打席に入り、素晴らしい粘り&選球眼で四球を選ぶ
1打席目のヒットといい、高津采配大当たりのスーパーナイスな働きであった
2アウト満塁
こういうとこで神様に打席が回ってくるんだもんなぁ…
決して好調とは言えない状態も、今年私の目の前で数々の伝説を見せてくれた神様
持っている男は、漫画みたいに打ってしまうんだろうなぁ…
「うわぁ…」
ボテボテの内野ゴロ…
人生はそんな甘くないんだよ…、漫画じゃあるまいし、神様でも毎度伝説は作れないんだよ…
打球は勢いなく一塁線に転がる、神様は最初から全力疾走
一塁マルテはベース上で待機、思いのほか打球の勢いは死んでいる…
(ん?)
浜地、慌て気味に打球を追いかけ、神様と競走
もう一度言うが、阪神が普通に勝ちそうな流れだったんだがなぁ…
私自身もスワローズが負ける心の準備はできて、不貞腐れて総武線で帰るイメージまでできていたのだが…
マルテ・浜地が送球ミス、しかも1イニングで2度も出るとは思わないもんなぁ…
野球はわからんなぁ…
7回裏も僅か1安打で5点だもんなぁ…。得点を奪ったというよりは、相手からいただいたという感じ…。失策が多い今年の阪神を象徴するようなイニングだったか…
スワローズ側から見ると、塩見&宮本の粘りの四球、そして神様の全力疾走が相手を慌てさせミスを誘った。このドラフト同期三人が7回裏の逆転の立役者となった
私も2年連続でスワローズの日本シリーズ進出胴上げを生で観れて感無量、そして阪神競馬場旅打ちに出る前に決まってくれて安堵
じじい特有の薄気味悪い笑みを浮かべながら、上機嫌で総武線で帰るのであった
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