北海道&東日本パス一人旅2017 6日目① 競馬ファンの夢の国・ノーザンホースパーク

※書いているのは2023年ですが、2017年の話です。これまでの話はこちら



2017年8月29日(火)


スマートフォンのアラーム音と共に朝6時起床。寝ぼけ眼で腰を左右に捻ってバキボキ背骨を鳴らし、起き上がろうとした瞬間、再びスマートフォンからアラームが鳴り、驚きのあまり腰と心臓がぶっ壊れそうになる

(さっきオフにしたじゃねえかバカ野郎…)

ただこのアラーム、先程とは音が違う…

ひょっとしてスケベな動画の見過ぎでスマホがウイルスにでも感染して音が鳴りだしたのかと思い、慌ててスマホの画面を見ると、北朝鮮がミサイルを発射した事を伝えるJアラートの音であった

宿泊していたカプセルホテルの各部屋からもアラーム音が聴こえてきて、早朝から騒々しい状況になったが、テレビでニュースを確認した限りではそこまでの大事では無さそうだ

起床早々に心臓が「ドキっ!!!!」としたおかげで、眠気は完全に吹き飛ばされたが、実に嫌な一日の始まり方である



6時半過ぎにチェックアウト。ホテルのフロントでマクドナルドの無料券をサービスでいただいたので、すすきの駅近くの店舗でソーセージマフィン&ハッシュドポテトと交換し、ありがたくいただく

さて本日最初の目的地は苫小牧市にあるノーザンホースパーク

日本の競馬界を引っぱる社台グループが運営している馬のテーマパーク的場所である。旅出発前にホームページをチェックすると、ここでは引退した名馬たちを間近で見ることができるという

この案内を見て、競馬狂である私は年甲斐もなく心がトキメキ、行くことを即決。本日に至る

まずはノーザンホースパーク行きのバスが出ている新千歳空港に向かう



すすきの 7:18発 札幌市営地下鉄南北線
さっぽろ 7:22着

札幌    7:33発 JR快速エアポート74号
新千歳空港 8:12着





新千歳空港までの満員電車で疲れ、空港の広さに戸惑いつつも何とかバス乗り場を発見。8時40分発のバスに乗り込む

このバス、無料送迎なのがありがてえだ…





黄金のフサイチペガサス像と吉田勝己ノーザンファーム代表に迎えられる

勝己代表の横に何故か競馬エイト(模造)が置いてあったが、やはり専門紙の中では競馬エイトが一番良いと勝己代表もおっしゃっているということなのだろうか…

ちなみにこの競馬エイト、細かく作られていて2016年のサトノアレス(社台ファーム生産馬)が勝った朝日杯FSの日のものであった

何故その日のエイトなのだろうか…、ひょっとして何かのサインなのだろうか…





入園料は800円だが、何かの割引クーポンを使用し700円でチケット購入

場内マップを見るとかなり広そうで、時間も限られているので足早に巡っていくことにする

まずはブラックタイド&ディープインパクトの母であるウインドインハーヘアがいる厩舎へ向かう





普通に間近で見れるというのが凄いというか、震えただ…

平日の午前中ということもあってか、厩舎内も2~3人いるだけで全然混んでいない…

私はひたすらグレートマザーの姿を黙ってじっと見つめ、「どうか私にパワーを…、馬券当たらせてください」と邪心を抱くのであった





次にホースギャラリーで展示品を見させていただくが、数えきれないほどのGⅠ勝利の栄光など、全部が凄すぎて参った…

日本ダービーの優勝カップが普通に展示してあるもんなぁ…

豪華な展示品に酔っている暇はない…。時間が無いので次は引退馬の厩舎の方へ向かう





「アドマイヤジュピタじゃねえか!!」

かつてのGⅠ馬が普通に目の前にいる…

競馬場でも感じることができない距離間である





「ジャガーメイルじゃねえか!!!」

先程のアドマイヤジュピタの時と全く同じリアクションである

そりゃ目の前にGⅠ馬がいたら一人でもテンションが上がってしまうだ…

※二枚目の写真は恐らくジャガーメイルだと思われるのだが…。何せたくさんの馬の写真を撮ったのでどれがどれだか…





菊花賞馬デルタブルースもいたのだが、彼は最後までこっちを向いてくれなかった…

やっぱり馬も人を見る目があるんですね…

これらの馬以外にもかつての重賞馬があちこちに普通にいて昇天

おかげで2日前に札幌競馬場でゲロ糞負けた精神的ダメージも少しは癒されました





再びパーク内を歩き回っていると、ウインドインハーヘアが厩舎を出て、広場に放牧されているという情報が入ってきたので現場に向かう

(いたいた…。26歳にしては元気だよな…)

人間の年齢なら75歳ぐらいである

(あれ?こっちに来るな…)

(ウソだろ…)





「目の前に来た!!!」

デルタブルースには尻しか向けられなかった私だったが、ウインドインハーヘアは近づいてきてくれた

別に片手にニンジンを持っていたというわけではない

やっぱりグレートマザーは、人を見る目があるんだよ…

私は彼女の顔を撫でる。そして彼女は去っていく…

(これは来週以降の競馬で良い事が完全にあるな…)

あれから5年半

このブログを書いている2023年2月現在まで競馬でほぼ負け続ける…

話が違うんじゃないのか…





ノーザンホースパーク最後は、BBQランチビュッフェをいただく

ジンギスカン・焼肉・デザートなどが食べ放題で1,800円は安い

ビュッフェ会場も広く、そこまで混んでいなかったので最高であった





貧乏魂でとにかく食べまくる

ジンギスカン、恐らく食べるのは2回目だったが、肉に臭みが無く美味い

牛肉&揚げ物でもご飯一杯

タレも美味しく、タレだけで白飯をもう一杯

甘いもんもたらふく食べて100点満点フィニッシュ





ポニーショーも観て、お土産屋で社台伝統の血統(ダイナカール牝系)を継ぐドゥラメンテのポストカードを買って、12時40分の新千歳空港行きの無料送迎バスで帰る

最初から最後まで幸せな時間であった

1200倍ぐらいの3連複を当てて、また行きたい…

飛行機で…



つづく



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