2023.8.8 東京ヤクルト×広島 神宮球場



本日の対戦相手は広島カープ、これまでの対戦成績はスワローズの5勝10敗でカープが圧倒、あれ???

確か今年の開幕カードの広島三連戦はスワローズが二つの完封勝ちを含む三連勝だったと思ったけど・・・、夢でも見てたのかな・・・

そう感じてしまうほど開幕カード以降のカープ戦はズタボロであり、特にマツダスタジアムでの試合に限ると9戦全敗の散々な結果に・・・

ただ!!マツダスタジアムの試合を除けば5勝1敗、つまり神宮球場ではスワローズがカープを圧倒しているということである。例えるならば、学校では人見知りをする陰キャだけど、家で家族の前ではよく喋る甘えん坊キャラみたいなことか・・・。いや、何か違うな・・・

下手糞な例えは置いといて、ホームゲームならカープに強いはずなので、スワローズの勝利を大いに期待して神宮球場に向かう





本日の試合は『つば九郎DAY2023』ということで、入場の際につば九郎お面、そして青木1000得点達成クリアファイル&小川1500投球イニング達成クリアファイルが来場者に配布された

さて私のようなきたねえじじいが『つば九郎お面』をもらったとして、果たしていつ使用するのか・・・

不綿布マスク代わりにお面を被って使用するという手もありだなと思ったのだが、外出時に正義感溢れるポリスの方々から職質されるリスクがかなり高くなりそうなので実行を思い止まる。米国だったら射殺されるかもしれないし・・・

とりあえず将来仮面舞踏会に参加する機会があれば、その時に正々堂々と被らせていただこうかなと思います。あとそれとは別に、自宅の中で全裸状態につば九郎お面を被って自撮りはしようかと思います。理由は私が変態だからでございます





そろそろスワローズの話を・・・

最近のスワローズは相変わらずの低空飛行だが、怪我で離脱していた塩見・山田が復帰し、ようやくフルメンバーで打線が組めるかと思っていたら今度はオスナが怪我で登録抹消・・・

前回の観戦ブログ(7.16巨人戦)で、その年に購入した背番号ネーム入り緑パワーユニフォームで、私が背番号ネームを選んだ選手は怪我をするなどと書いたのだが、今年はオスナユニフォームを購入

己の負のパワーの強大さを感じるとともにオスナさんには申し訳ない気持ちで一杯でございます・・・





スワローズ先発は石川さん、間隔を空けながらの登板ではあるが、先発として投げる姿が継続的に見られるのは嬉しい限りである

まだ8月上旬ではあるが、チーム的に今シーズンは優勝どころかAクラス入りも正直もう厳しいので、残されたシーズンの楽しみは石川さんが勝ち星を重ねて200勝に近づいてもらうことぐらいしかもうないのだ

ここまでの成績は2勝5敗、今シーズンは立ち上がりの悪さが目立っており、21~22年と比較しても序盤から打ち込まれるケースが多い印象である

ただこの日の東京は心地良い風が吹いており、熱帯夜続きのここ最近の中でも過ごしやすい方である。これはおじさんである私(石川さんより3歳年下)にとっても石川さんにとってもプラスであり、私は暑さにへばることなく瑞々しい表情で野球観戦ができ、石川さんも登板に向けて良いコンディションが作りやすいはず

この天候ならお得意の粘り強さを発揮して試合を作ってくれますよ、石川さんなら・・・





そうならないよね・・・

秋山レフトオーバー二塁打、坂倉ホームラン・・・

球威がない分、簡単に弾き飛ばされてしまうのは想定内で覚悟はしているのだが、もう少し序盤の投球対策を考えてもらわないと・・・

厳しいだ・・・、でも石川さんの勝利はどうしても見たい・・・

ただ現実的に石川さんがここから5回まで投げ切るのは厳しいし、今の低調のスワローズ打線が逆転するのも厳しい・・・

私の脳裏にはバカでっかく『終了』の文字が現れる

200勝は遠いだ・・・





『終了』なんかじゃねえ!!まさかの逆転劇である

2回裏に長岡犠牲フライ(ヤ1ー3広)の後、石川さんの送りバントなどでチャンスを広げ、塩見が2点タイムリーを放ち同点(ヤ3ー3広)

送りバントで石川さんにようやくエンジンがかかったのか、3回表は三者凡退に抑える。そして3回裏村上ソロホームランで勝ち越し(ヤ4ー3広)

エンジン全開の石川さんは止まらない、4回裏には求めてもいないのにレフト前ヒットまで打ってしまうフルスロットルぶり

そしてお得意の粘り強さのピッチングを発揮し、4~5回を無失点で切り抜け、夢の勝利投手の権利を掴み取る・・・





6回表先頭の左打者西川を打ち取り、右打者を迎えるところで大西と交代

序盤のズタボロ状態を考えるとここまで投げられるとは思いもしなかった・・・。石川さん、御見それしました・・・

石川さんの勝利まであと4イニング・・・

過去3年ぐらいを振り返ると、石川さんが勝利投手の権利を持った状況で登板する後続投手は「石川さんを勝たせなきゃ」というプレッシャーがあるのか、打たれるケースが多いのだが、二番手大西は後続を見事に抑える

あと3イニング・・・

7回表、三番手木澤が先頭打者坂倉にストレートの四球、続く堂林に送りバントを決められピンチだけ作って降板

「おいおいおい・・・、何しに出てきたんだよ・・・」

スワローズが大敗していても無表情を貫く仏の私でもムッとした表情になる

ここで広島は代打の切り札・松山、スワローズはサウスポー山本に交代

「ぬはっ!!?」

代打成績4割超えのスーパー怖い松山が放った打球はレフト線に落ちる・・・

寸前で内山がスーパーダイビングキャッチ!!

ありがてえだ・・・、レフトが本職じゃないのに大したもんだよ・・・

さぁ2アウトまで来た・・・、ピンチ(ランナー3塁)は続くも内山くんのスーパープレーで流れはスワローズのはず!!

かと思ったが、その後の菊池が四球を選び、続く小園の打球は詰まり気味のショートゴロも変則スピンで転がっていく・・・

ショート長岡が何とかキャッチして一塁へ全力投球もセーフ判定、その間に3塁ランナーがホームイン

高津監督、リクエスト!!





オワタ・・・

石川さんの勝利投手の権利はここで消える・・・

「ハァ~・・・」

深くて生臭いじじいのため息である





試合は7回裏に山田のタイムリー二塁打で勝ち越してそのまま逃げ切るのだが、スワローズが勝ってもスッキリとしない気持ちは何なんだろうか・・・

私の隣りには石川さんのレプリカユニフォームを着た女性が座っていたのだが、彼女は試合終了と同時にヒーローインタビューを見ずに暗い表情で席を立っていった

そうだよ・・・、私だけじゃなくてみんな石川さんの勝利が見たかったんだよ・・・

小園のショートゴロはアンラッキーだったのは承知しているのだが、何とかならなかったのかねぇ・・・

私も暗い表情を浮かべながら球場を去るのであった・・・



2023年スワローズ戦観戦成績10戦6勝4敗



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