青春18きっぷ一人旅2018 6日目① 隆盛まみれの薩摩巡り 西郷どん大河トラマ館~維新ふるさと館

※書いているのは2024年ですが、2018年の話です。これまでの話はこちら





2018年8月29日(水)


一人旅6日目は丸々鹿児島市内を観光するので電車移動は無し、路線バス・路面電車を利用して動き回る

鹿児島観光のメインは幕末名所巡り、調べれば調べるほど行きたい場所が増えてしまい、結果的に詰め込み過ぎてタイトなタイムスケジュールとなり、長距離移動が無い旅6日目だが朝8時台から動くことに・・・

ちなみに私、日本史の幕末期がぶどう味のこんにゃくゼリー(マンナンライフの蒟蒻畑)と同じぐらい好きで、これまでの青春18きっぷ一人旅でも日本全国の主要な名所は訪れており、2011年には土佐、2012年は長州と訪れ、今回の薩摩巡りで薩長土制覇となる

薩摩巡りができるワクワク感を胸に宿泊した天文館近くのビジネスホテルをチェックアウトし、観光をスタートさせる

天文館通で鹿児島市電に乗車、車内で『市電・市バス・シティビュー一日乗車券』(600円)を購入、本日はこちらを使用して移動する



天文館通 8:54発 鹿児島市電1系統
新屋敷  8:59着





新屋敷で下車し、『西郷どん 大河ドラマ館』から薩摩巡りをスタートさせる

日本史好きもあってNHKの大河ドラマは主人公に興味が無くても何となく毎年観ているのだが、この年(2018年)の大河ドラマは『西郷どん』、幕末が舞台で主人公は西郷隆盛、興味ありありなので訪れることにした

ちなみに『大河ドラマ館』とは、放送期間中の1年限定のドラマ宣伝を兼ねた記念館で、その年の主人公にゆかりのある場所に建設(元ある施設を間借り)される

『西郷どん』以降、何故か大河ドラマ館に行くのが癖(大河ドラマ館行かなきゃいけないんじゃねぇか病)になり、2021年青天を衝け(東京都北区&深谷市)、2022年鎌倉殿の13人(伊豆の国市&鎌倉市)、2023年どうする家康(浜松市)の大河ドラマ館にも行っている

格別にスペシャルな記念館という訳ではないし、ドラマに熱中してどうしても行きたいということでもないのだが、何なんだろうなぁ…





チケット売り場で、この後訪れる『維新ふるさと館』との共通券(720円)を購入、入口で係りの方にチケットを提示すると…

「来館記念に無料で記念撮影を行っておりますので是非!」

友達グループやカップル、ファミリーが撮るならまだしも、糞きたねえじじいが一人で写真を撮っても…、かつスーパー恥ずかしい…と即座に思い

「あっ…、大丈夫です…」

係りの方に24点(200満点中)の作り笑顔をお見せして丁重にお断りする





西郷隆盛に関する展示や、ドラマで使用したセット・衣装・小道具などをじっくり眺める

西郷隆盛を演じた鈴木亮平さん、年代によって隆盛の雰囲気を体型含め変化させて演じており、特に明治政府~西南戦争辺りの明るさが消えた隆盛の演技は迫力があった

「衣装を着て記念撮影できますよ(笑)」

衣装コーナーを眺めていると、係りの方から素敵な笑顔で勧めていただく

「あっ…、大丈夫です…」

本日二度目の丁重なお断りをし、大河ドラマ館を後にする





大久保利通生誕地~西郷隆盛生誕地~大山巌生誕地

『大河ドラマ館』から『維新ふるさと館』までは徒歩移動、道中あちらこちらに名所があるので見て回るのに忙しい





先程購入した共通券を提示して『維新ふるさと館』に入る

明治維新を中心に薩摩藩や日本の歴史についての展示を行っている歴史博物館で、建物内がゴージャスで地上・地下とスペースも広く、展示物も多くて充実していた。これまで様々な幕末系を扱う博物館を見てきたが、こちらが国内最大クラスと言っていいだろう

映像コーナーのモニターには、1990年放送の大河ドラマ『翔ぶが如く』(西郷隆盛と大久保利通が主人公)が流れていたので、思わず立ち止まってガン見する

放送時はまだ小学校低学年だったので観てはいないのだが、大学生の時にこの原作小説を購入(文庫版)している。ただ・・・

2024年現在でも読み終わっていない…

全10巻中4巻までは読み、いつか続きを読もう、いつか続きを読もうと思っていたら、20年が経ち、気がつけばじじいになっていた・・・

わたくし、スケベな本だったら読むのは早いんですが・・・

司馬遼太郎先生、申し訳ございません…


映像コーナーを後にし、展示コーナーをウロチョロしていると、館内に「地下のホールで明治維新を描いたドラマ上映会が行われる」という館内放送が流れる

何だか面白そうなので地下へ向かう。地下ホールは円形劇場のような作りでなかなかの大きさ、夏休み中もあって7~8割の満員に近い客入りであった。そんな中、私は端っこ上段の閑散としているゾーンに着席

ドラマは薩摩藩をメインとしたストーリー展開で、映像以外に西郷隆盛の等身大ロボットが登場して動いたりと見応えのある劇となっていた

劇中には西郷隆盛以外にも大久保利通などの幕末志士ロボットも登場

(すげえ金かけてるだ・・・)

ただ気になったのは、坂本龍馬ロボットも出てくるのだが、龍馬の声だけ終始音割れしていた・・・

ただの音声トラブルなのか、それとも土佐藩だからそういう扱いになっていたのか・・・





上映終了後には西郷&大久保のイラストが描かれたボールペンをプレゼントしていただく

すげえ金かけてるだ・・・





『維新ふるさと館』を見終え、時刻は正午近く

昼飯を食べるため、徒歩移動でJR鹿児島中央駅方面へ向かう(上写真は道中にあった大久保利通像)

食べるものは『黒豚のとんかつ』一択!!

薩摩幕末巡りと同じぐらい『黒豚』を食べることが鹿児島観光の最大目的と言っていい

昨晩も天文館で『黒豚』を食べることを試みたが、遅い時間帯もあって店が見つからず

今日こそは必ず食べる!

店は事前に調べている。鹿児島中央駅近くに『とんかつ川久』という有名店があり、そちらで食べる





スマートフォンの地図アプリを頼りにして店に到着

ついに念願の黒豚を食べることができる・・・





おれ、やっちまったよ・・・



つづく



投げ銭・応援を送る

※皆様のご支援お待ちしております