2024.4.13 福島競馬日帰り旅打ちから連闘で中山競馬場へ 中山グランドジャンプ



4月7日(日)に青春18きっぷを使用して東京~福島競馬場日帰り旅打ち(ブログはこちら)を行なってから僅か中5日で中山競馬場へ

競馬風に言えば、長距離輸送後の連闘である

馬でもハードなローテーションで好成績を残すのは難しいことだが、人間も同様である

鈍行列車日帰り旅打ちによって腰痛と左ふくらはぎ痛を発症、かつ市販の湿布を左ふくらはぎに貼ったところ、皮膚の色が変色するぐらいかぶれる始末(かぶれが治るまで1か月近くかかる)

そんなバッドコンディションの中での連闘策は体力的にも懐事情的にも無謀でしかないのだが、4月13日(土)の中山競馬場指定席(スマートシート)が当選してしまっているので逃げる訳にはいかない・・・

ただ近況の馬券の調子は悪くはない。高松宮記念(3連複100.2倍)・大阪杯(3連複227.2倍)では万馬券的中しており、先週の桜花賞でも小銭を増やすことができた

馬券の調子の良さで何とか厳しい連闘を乗り越えられることを信じて、左足を引きずりながら中山競馬場へ向かう





13時前に競馬場到着、最初に購入するレースの発走時刻(13:35)が迫っているので、どこにも寄り道をせずに指定席に直行し、仕事(予想&購入)に取りかかる


本日の購入レースは・・・

福島8R 4歳上1勝クラス
阪神11R アーリントンC(GⅢ)
中山11R 中山グランドジャンプ(J・GⅠ)

以上、3レースで勝負


福島8Rの購入(自席でPAT購入)を終えるとスタンド内に移動し、比較的閑散としたエリアのモニターでレースを観戦する





福島8R 4歳上1勝クラス 芝1800m

本命は4番人気レッドアーバイン

低レベルなメンバー構成で、その中では地力上位の存在。脚質的にも前で競馬ができる馬なので、福島芝の前有利のトラックバイアスも味方しそう

新聞記載の陣営コメントでは1800mは少し長い的なことを言っているが、中山芝1800mの未勝利戦で逃げ粘っての3着があるので、平坦小回りの福島コースなら十分こなせていいか

鞍上の佐々木大輔くんは怪我から復帰初週になるが、本日すでに2勝しており、ブランクを感じさせない。減量騎手の中ではトップクラスの腕前だと思っているので、テン乗りでも上手に騎乗してくれるでしょう

レッドアーバイン軸の3連複流し計4,500円購入





「あるぞ!あるぞ!!あるぞ!!!」

スタートを何とか決めて先団後ろで運び、勝負どころで外から浮上

1000m通過が59.8秒で前にいたレッドアーバインにとっては若干きつい流れだが、今の福島芝は前がなかなか止まらないので大丈夫なはず





「このポジショニングにはビッグドリームしか感じねえだ!!!」

低所得じじいの心拍数&ときめき数が一気に高くなる

「ささああああああきいいいい!!!!(佐々木)」





私のビッグドリームは一体どこにいったのだろうか・・・

レッドアーバイン、直線伸びず6着・・・

はずれ

やはり陣営のコメント通り1800mは長く、外回しで押し切れるだけのスタミナは無かった

じじいの貴重なときめきを返してくれよ・・・





夢破れ、人里から離れたくなったので、競馬場の一番端っこ(南門側)のほぼ人がいないエリアの段差部分に座って、しばらくの間、ノーときめきで固まる

「さっきのレース(福島8R)、7番人気の1着馬も11番人気の2着馬も3連複の2~3列でしっかり抑えてたのに…」

臭いため息を160回ぐらい吐きながら、この場で30分程度過ごし、気持ちの切り替えが出来ぬまま自席に戻る

あと2レースで何とか・・・





阪神11R アーリントンC(GⅢ) 芝1600m

本命は2番人気ジュンヴァンケット

前走のデビュー戦(3歳未勝利)は経験馬相手に直線外から突き抜けて快勝、破った2~3着の馬はクラス上位馬で、それらを子ども扱いしての勝利だったので、今回いきなりの重賞挑戦ではあるが通用すると判断

半兄にピクシーナイト・フェーングロッテンがいる血統も筋が通っているし、阪神芝1600mは前走で経験済み

素質馬と見込んでジュンヴァンケット軸の3連複流し計4,500円購入





それに加えて6番人気ワールズエンドの複勝500円も購入する

前走の新馬戦は評判馬が揃ったメンバー構成で見事勝利、この時2着に破ったシュガークンはキタサンブラックの半弟で、その後は未勝利・1勝クラスと連勝、その相手に勝利したワールズエンドも同様に力があると評価する

前めの位置で競馬ができるし、中枠の9番も競馬がしやすいはず。鞍上は乗り替わりになるがムルバザエフさんなら大丈夫でしょう





ジュンヴァンケット(13番)、先団後ろの好位置を取れたのは良かったが、終始掛かり気味なのが気になる・・・

何とか鞍上の岩田望来くんが我慢をさせて3角辺りで落ち着きを取り戻す

ペースもスローで十分向く位置、手応え良く4角を回っている

これなら直線で外から抜け出すイメージが湧く

「やれるよ・・・」

今日が私にとっての『ときめきメモリアル』になることを確信する





ジュンヴァンケット、直線全然伸びず後退(8着)

何が『ときめきメモリアル』だよバカ野郎・・・

こうなるとワールズエンドを応援するしかない

道中は内後方で運び、ロス無く回って直線に入ると勢いよく内から伸びる

「これなら3着だな・・・」

複勝オッズは4~6倍あり、かすり傷程度の負けで済みそうである





「ハァ・・・」

本日おおよそ161回目の臭いため息が出る

ワールズエンド、ゴール手前で窮屈になって少し待たされ、かつ1頭(ディスペランツァ)後方から猛然と伸びてきて4着に後退

はずれ

連闘策により、運気まで無くなっちまったか…

残すは中山グランドジャンプのみ、ここでプラス収支に転じさせたいところだが、グリグリの1番人気マイネルグロン(単勝1.1倍)には逆らえないと思っており、高額配当は期待できそうもない・・・

大勝ちは諦め、少しでも負けを軽くすることを目標にして闘うことにする





中山11R 中山グランドジャンプ(J・GⅠ) 芝4250m

マイネルグロン、昨年末の中山大障害では大障害コース適性に疑問を抱いて評価を下げたが、何も問題無く快勝。前走阪神スプリングジャンプでも勝負どころで抜け出して他を圧倒、ジャンプ界の新絶対王者になりつつある

今回は前走以上の状態が見込めそうで万全、対戦相手も勝負付けが終わっており敵無し

スケベ心を出さずにマイネルグロン本命で3連複流し計4,600円購入





ただ障害レースは飛越失敗のアクシデントもあるので、2番人気イロゴトシ・3番人気ニシノデイジーの単勝をそれぞれ200円ずつ保険で購入しておく

マイネルグロンに単勝売り上げが偏り過ぎて、2~3番人気でも単勝オッズが10倍以上ある点も美味しい

イロゴトシは昨年の王者、良馬場でどこまでやれるかは半信半疑だが、今回平地戦を一度叩いての出走で上積みがありそうなので購入

ニシノデイジーは大障害コースでも実績はあるが、本質的には距離が長いと思っている。ただスムーズに前で競馬ができた時は最後まで粘りを見せそうなので購入





マイネルグロン、スタートが悪く後方から

ただスタートの出は毎度イマイチなので想定内、長丁場のレースなので後方からでも中盤以降で十分巻き返せる

あとは飛越の失敗さえなければ…





大竹柵・大生垣も無事クリア、レースは中盤から終盤戦へ

マイネルグロンも少しずつ位置を上げて追走

「こっから加速して位置を上げていきますから」

「向こう正面で上がっていくでしょう…」

「上がっていくでしょ?」





「えへへへへ」

マイネルグロン 6着

外れ続けた影響で脳がぶっ壊れたか、意味の分からない笑みが浮かんでくる…

「うふふふ、全く加速しなかっただ…」

単勝1倍台前半が飛ぶのは馬券的事故と言っていい。ただ事故が普通に起こるのが競馬、難しいだ・・・

マイネルグロンはレース後に故障発覚、レース中の時点でその影響があったのかもしれない・・・。鞍上も「いつもの調子ではなかった」的なコメントをレース後に出していた

各新聞には「調子良い」みたいなことが書いてあったんだが・・・。私はそれに踊らされてしまったということか・・・

とりあえずマイネルグロンには怪我を治して、また大舞台に帰ってきてくれることを願う





不幸中の幸いで保険で購入したイロゴトシの単勝が的中し、半分は戻ってきた


本日の収支 -12,060円


要するに福島旅打ちからの連闘策は大失敗ということである





スタンド地下の『宇奈とと』でうな丼(590円)を食べる

「590円、いや・・・1万2千円のうな丼は美味しいよ・・・」

テーブル席もあったが、自分への戒めでスタンドテーブルで立って食べる

そして左足を引きずりながら、JR西船橋駅まで30分かけて歩く

西船橋駅に到着すると、乗車する電車がポイント故障により運転見合わせ

ホームのベンチで30分待たされる

地の果てまで運気が落ちた・・・



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