青春18きっぷ一人旅2018 6日目④ 仙巌園・桜島・白熊、鹿児島観光総仕上げ

※書いているのは2024年ですが、2018年の話です。これまでの話はこちら





2018年8月29日(水)


西郷南洲顕彰館前 15:36発 カゴシマシティビュー
仙巌園前     15:49着


朝9時から行ってきた薩摩幕末巡り、締めは島津家別邸・仙巌園

錦江湾と共に桜島を一望できる庭園で、旅のしおり作成時に『鹿児島 観光』と検索して調べると、「とにかく行けよ!」と言わんばかりに仙巌園がやたら出てきたので、ネット情報に屈して今回の旅のスケジュールに組み込むことにした

「仙巌園どんなもんか」と思いながら入口横の窓口で1,000円を支払い入場

園内を少々歩いたら結論が出た





「ここは100パー、行くべき」だと

先程行った城山展望台から見る桜島も素晴らしい景観だったが、こちらも負けず劣らずの大絶景

日豊本線の線路に錦江湾を挟んで桜島全体が一望、この日は天気が良く、海も穏やかで澄んで見えて、広大さがより一層際立つ風景であった


「♪おれにとってかごしまは~」


THE鹿児島といった風景を目の当りにしてたら、何だか長渕剛さんの曲が歌いたくなり、『いつかの少年』を12点(200点満点中)のものまねをしながら口ずさむ

そして人が近づいてきたところで、12点長渕ものまねを聴かれるのが恥ずかしかったので歌うのを止めて、うつむき加減でこの場を立ち去る





「こ・・・これは・・・」

園内の売店を覗くと『芋焼酎ソフトクリーム』が売られており、思わず立ち止まる

芋焼酎⇒スーパー好き
ソフトクリーム⇒ハイパー好き

かつての全日本プロレスで例えるならば、大好きなレスラーのジャンボ鶴田と三沢光晴がタッグを組むようなことである

そんなもん無敵に決まってるじゃねえか!!





興奮状態で芋焼酎ソフトクリームを購入(350円)

「ハァハァハァ・・・、うっ!!」

芋焼酎の香り漂うアイス、甘党じじいが泣いて喜ぶような味である

同類の私も感激そして昇天しながらペロペロ舐る

これは段違いに美味い・・・





園内を一通り見た後は、隣接する『尚古集成館』(島津家の博物館的な施設)を見物して、路線バスに乗り込み『仙巌園』を後にする

ネットの情報通り、行って正解、間違いなかっただ・・・


仙巌園前     17:19発 カゴシマシティビュー
かごしま水族館前 17:34着





鹿児島に行くなら、桜島に行きたい

鹿児島観光を計画した際に『薩摩幕末巡り』と『桜島』が真っ先に思いつく
桜島の行き方を調べると、何と片道130円(当時)の安さで桜島フェリーに乗れることを知る。しかもフェリーは24時間運航で船の本数の多さにぶったまげる

かごしま水族館前バス停からすぐの鹿児島港桜島フェリーターミナルから桜島行きのフェリーに乗る(17:45発の便)





15分で桜島港フェリーターミナルに到着(18:00着)

乗船中は客室には入らず、強烈な海風に当たりながら錦江湾を興奮気味に眺めていた

さて桜島に到着したが、この時点で『桜島に行く』という目的は達成してしまったので、この先することがもう無い

とりあえず休憩を兼ねて浜辺から錦江湾を眺めようと思い、フェリー乗り場から歩き出す。数分歩くとローソンの看板が見えてきたので、そちらで酒を購入して海を見ながら一杯やることにする

つもりだったのだが、財布の中を見ると小学生の所持金にも負けてしまいそうな額の小銭しか入っていなかったので、酒を断念して安いウィルキンソン炭酸水を購入して浜辺に向かう





「♪おれは桟橋からぁ、さくらじまフェリ~にのりぃ~」

海を眺めながら長渕剛さんの『桜島 SAKURAJIMA』を17点(200点満点中)のものまねで歌う

本日二度目の長渕ものまねなので、先程の仙巌園の時よりは上出来に仕上がっていたと思う(12点→17点)

夕刻の浜辺に汚い格好の30代後半の男が体育座りで一人海を眺める。客観的に見たら入水する10分前の不審な男にしか見えないだろう・・・

そんな不審者スタイルで20分間、桜島レインボービーチで海を見て過ごし、18時45分発の桜島フェリーで鹿児島港に引き返す。帰りは船内の客室で大人しく座って過ごす(鹿児島港19:00着)


水族館口 19:14発 鹿児島市電1系統
天文館通 19:20着


鹿児島市電に乗って本日のスタート地点の天文館に戻って来る。本日はこの近くのビジネスホテルを予約(1泊2,500円)しており、チェックイン時間(20時)が迫っている

ただ腹が減っていたので、ホテルに電話してチェックイン時間を遅らせてもらい、先に天文館で晩飯を食べることにする





行く店は『天文館むじゃき』と決めていた

白熊(かき氷・アイス)発祥の店で、私自身もローソンストア100の安い白くまアイスをしょっちゅう食べるぐらいの白熊ファンで、是が非でも元祖を味わいたいと思い、やって来たわけである





こちらの店、ビル丸々が店舗となっており、フロアごとに扱う料理が異なる。ちなみに白熊はどのフロアでも食べれるらしい

私は4階の和食『味処 むじゃき亭』に入る

店は居酒屋のような感じで、カウンター席に案内される





勿論『白熊』はマストで注文、それに合わせて『黒豚わっぜえか丼』(確か)と、調子ブッこいて『芋焼酎』も注文する(計2,500円)

鹿児島産の芋焼酎は期待通りの美味、丼はボリュームたっぷりで肉・タレの味付けも最高であった

丼を食べ終わり、あとは主役の登場を待つのみ





「ハァハァハァ・・・、キラキラしてるぅ~~」

じじいらしからぬ感想を言ってしまうほどの素敵なシルエットである

白熊にも何種類かあったが、スタンダードなやつを注文(720円)

かき氷はふわふわ、カットフルーツや具も多く、かき氷に埋もれている寒天がカラフルに輝いている

そりゃ美味いよ・・・


「もう思い残すことは無い…」


黒豚とんかつを食べ、西郷隆盛を感じ、桜島に行き、白熊を食べる

鹿児島での目的を全て果たす

あとは東京に帰るのみ



つづく



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