2024.6.30 幸運のビッグウェーブに乗って福島競馬場日帰り旅打ち 前編



同期の元芸人O氏の車で行く福島競馬場日帰り旅打ちも今年で4年連続7回目となる

これまでを振り返ってみると、競馬で負けて画鋲が足の裏に刺さった時のような苦悶の表情で帰るというのが福島日帰り旅打ちの慣例となっていたのだが、昨年は福島最終レースで万馬券的中の逆転サヨナラホームランを放ち、7回目にして初めての大勝利となった(ブログはこちら

2年連続で!と意気込みたいところだが、人生はそんなに甘くない・・・

日々の競馬でも2週連続、もっと言えば土日連続で勝つことも稀であり、競馬に限らずスポーツでも日常でも連続で『事を成す』というのは難しいことである

ただ!!今の私なら稀なことをやってしまうかもしれない勢いがある





5月は平安S3連複388.3倍的中&日本ダービー大勝利などで大幅プラス収支
好調は6月も続き、函館日刊スポーツ杯3連複340.2倍的中、パラダイスS3連複312.0倍的中、さらには個人的に相性が悪い帝王賞でも小銭的中して好調を維持している

まさに今が人生のピーク

幸運のビッグウェーブに乗った今の私なら大事を成し遂げれるはず・・・

いざラジオNIKKEI賞当日の福島競馬場へ





新宿 8:09発 湘南新宿ライン
野木 9:21着


東京から福島競馬場までは東北新幹線に乗って行くのがベストだが、ハイレベルな低所得おじさんである私にとって新幹線は夢物語

よって新宿駅から鈍行列車(湘南新宿ライン)に乗り、O氏が住む栃木県南部まで行き、そこからO氏の車に乗車して福島競馬場まで行く
この行き方なら片道の電車費が1,000円台前半で済む。過去においても毎度この行き方である

9時30分JR野木駅集合だったがO氏は遅刻。ただ彼が待ち合わせ時間定時に来たことはほぼ無いので想定内、駅前のセブンイレブンで時間を潰し、スポーツニッポンと小さいスニッカーズを購入する(スポニチは競馬用というより、応援するスワローズが一面だったので購入)

駅ロータリーのベンチに座り、スニッカーズを食べ終わる頃にO氏の白い車が現れる(上写真)

車のドアを開けると、どこのメーカーだか分からないロング缶のエナジードリンクを片手に、汚物のような臭い笑みを浮かべたO氏が負のオーラを醸し出して運転席に座っていた

この車に乗車しただけで運気が爆下がりしそうな予感がしたが、これしか足がないので我慢して助手席に座る

佐野藤岡ICから東北自動車道を北上、車内ではお互いゴミ人間ではあるが、近々行われる東京都知事選の話を真面目にしたり、ゴミ人間らしい過度な卑猥な話をしたりして過ごす

そして話は何故か子供の頃にやっていたアニメの話になり、いい歳したじじい二人がセーラームーンのOPテーマ『ムーンライト伝説』をアカペラで歌い、車内は地獄空間と化す

歌い終わり、O氏も嘸かし満足してるだろうと思って顔を除くと、死んだ表情をしているではないか・・・

私「どうしたんだ?タキシード仮面みたいなクールな表情なんかして?」


O「糞してぇ・・・」





どうやら脱糞4歩手前の状態だったらしく、急遽矢板北PAに立ち寄ってトイレ休憩をとる

O氏は美少女戦士のような軽快な動きでトイレへ





O氏の大便は校長先生の話より長いので、私は施設内の売店を見て回る

5~6月の競馬大勝利でお金に余裕があるので、栃木名物のレモン牛乳アイスを躊躇せず購入

「お金に苦労しないって幸せだぁ・・・」

幸福を感じながらアイスをぺろぺろちゅぱちゅぱ舐り、食べ終わる頃に大便を済ませた美少女戦士O氏が戻ってきて、車は再び北上していく

私の耳糞が溜まって右耳が塞がり耳鼻科に行った話
O氏の東南アジアで老後を過ごしたい話
O氏が選ぶプロ野球ベストナイン

盛り上がりどころが全く無い会話をしながら、12時30分頃に福島競馬場付近に到着する

ところがJRA直営の駐車場はすでに満車、競馬場近くの私営駐車場も満車で、車を止められぬまま周辺道路をぐるぐる・・・

最初に購入するレースが函館10R(14時50分発走)なので、時間に余裕はあるのだが、なかなか車を降りらずストレスが溜まっていく

13時を過ぎ、橋を渡って阿武隈川を越えてみたが駐車場は無し。橋を引き返して福島市役所方面に移動するも見つからず・・・

車内の空気も重くなる。駐車場探しの時間が長くなるほど私の運気が降下していっているような感覚が・・・

「もう車にガソリンぶっかけて燃やすか?」

禁じ手を提案したその時であった・・・

「でででで、でたああああ!!!」

市役所近くの住宅街を走行中、前方の駐車場から1台出庫したのを確認

瞬時にその駐車場前に乗り付ける

「今1台出たんで入れますよ」





1時間近く福島競馬場周辺をウロウロ走行し、結局入場門にたどり着いたのは13時30分頃であった

駐車場探しでぐったりしていたが、これから始まる大戦を勝ち抜くため、今一度気合を入れ直し、雄気堂々と競馬場に突入する

まずは戦の前の腹ごしらえ、スタンド内のフードコートに向かう

ちなみに前回福島競馬場に来たのは3か月前、青春18きっぷを使用して『東京~福島日帰り一人旅打ち』(鈍行列車で日帰り往復)を行なった時である(ブログはこちら

その時はフードコート内の『勝鶏どんどん』という店で『勝ちとりカレー丼』を食べて、その日の馬券収支は+1,920円

今回は更なる高み(収支)を目指すため、別の店舗で食べ物を購入してみる





『カレーハウス ジョイフル』

初めて購入する店である。スタンダードなカレー(600円)にしようかと思ったが、今はお金に余裕があるので調子ブッこいて『ハンバーグカレー』(800円)を購入する

素朴な字でハンバーグと書かれた縦長容器を受け取り、フードコート内の長テーブルで立ち食い





カレールーはサラッとしておりマイルドな味、ハンバーグも面積が大きく、有難い量であった

「1,920円以上、1,920円以上、1,920円以上・・・」

本日の高収支を願いながら一気に平らげる

ちなみに福神漬け抜きで注文しております(苦手なもんで・・・)





O氏は『勝鶏どんどん』で『勝丼』(かつ丼)を食べて験を担ぐ

2021年の福島日帰り旅打ち(福島記念当日)の時に、彼はこの『勝丼』を食べた後に馬連379.8倍×300円的中をしており、その時の栄光を思い出しながら、じっくり味わっていた


腹も満たした・・・

験も担いだ・・・

やるしかねえだ・・・



つづく



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