2025.5.25 競馬の神に導かれるように東京競馬場へ オークス



先行・一般とオークス当日の東京競馬場指定席抽選が落選
立ち見観戦するほどの活力を持ち合わせていないので、今週は大人しく自宅で推測ダニまみれの臭い掛け布団に包まりながら競馬をしようと思っていたのだが・・・

指定席の残席発売で購入することができて、NHKマイルCヴィクトリアマイルに引き続き、三週連続の東京競馬場指定席観戦が決定する


ちなみに残席発売とは・・・
開催週の月曜18時よりJRAホームページから購入できるもので、GⅠ開催日となると残席数が少ない上、発売開始直後から売り切れるまで購入ページにアクセスが集中して繋がりにくくなるため、残席発売で指定席を手に入れることは至難の業である


私も過去に残席購入を試みたことがあるが、GⅠ開催日では一度も買えたことがなかった

今回もダメ元で月曜18時(5月19日)に残席購入を試みるも、いつものようにアクセスが集中して購入ページに入れず

『クリック→戻る→クリック』を何度も繰り返し、18時10分過ぎに席種選択のページに進む。ここまでは毎度たどり着くのだが、ここから先のページに進むのが困難なのである

気がつけば購入開始から20分が経過しており、もういいやと諦めかけた18時23分に購入画面に到達して、残券購入という私史上初の快挙を成し遂げた

購入の瞬間は、歓喜というより、ミラクルな結果に呆然とする

18時20分を過ぎてからは、まるで競馬の神に「こっちへおいで」と手招きされるように購入ページへと導かれ、あっという間に購入まで済んで神がかっていた

ひょっとして、これは・・・


「ミラクルが起きたのではない!『東京競馬場に行って、馬券を当てて、お金をもらってきなさい』という競馬の神からの思し召しで、必然的な残席購入だったのだ!!」


上記の考え方は、重度のギャンブル依存症の方の発想か、ヤバい薬をやっている人の妄想・幻想かと思われるかもしれないが、そうではないのだ・・・


私は『神の御告げ』だと確信する


競馬の神から勝利を確約された私は、「コイツ、やってんな」と思われるぐらいの職質レベルのバッキバキにキマまった表情を浮かべながら電車に乗り込み、お金を受け取りに東京競馬場へ向かう





12時過ぎに東京競馬場到着
最初の購入レースである京都7Rの発走時刻(13時10分)が迫っていたので、周りに人が多くて騒がしい指定席に向かうのではなく、馬場内の閑散としたベンチ(上写真)に座って、集中して仕事(予想&購入)に取りかかる

予想は前日までにある程度してきているので、馬体重と当日の馬場傾向を考慮して結論を出す。馬券はこの場でPAT購入

馬券購入を終えたあとは、近くの建物に入り、モニターでレースを観戦する






京都7R 3歳1勝クラス ダ1800m

本命を4番人気2番セボンサデッセと6番人気5番レッドボブで迷う

セボンサデッセ、京都ダ1400mの新馬戦を快勝、その後は距離を延ばして2・3着と連続好走。特に3着だった前走は、2着のホープフルSでも上位人気に支持されたヤマニンブークリエと僅差で地力を見せた

京都ダートの馬場状態は重、2戦目(2着)で軽いダートを経験済みで問題無し。今回の対戦メンバーなら地力上位だと思うので、内枠で包まれたりしなければ好走できる

レッドボブ、前走はわらび賞で3着。ちなみにこのレースだが、今回の京都7Rにも出走しているミライヘノカギ(わらび賞2着)を本命にして、3連複246.5倍的中しているのでよく憶えている

レッドボブはミライヘノカギより外を回るロスがあっての3着で、2着馬と互角の内容だった。今回ミライヘノカギが3番人気6.2倍、レッドボブが6番人気14.5倍、両馬同等の力量にもかかわらず、単勝オッズに差が出ており、馬券妙味あり

軽いダートはプラスで、2走前の中京ダ1900mの未勝利(重)で快勝している

内めの枠(5番)からすんなり先行できれば、押し切れる可能性あり





どちらを本命にするか迷ったが、レッドボブの馬券妙味に惹かれて、こちらを選択

レッドボブ軸の3連複流し計4,500円購入(上写真参照)

そしてセボンサデッセのワイド流し計500円も保険で購入しておく





レッドボブ、スタートを決めて内寄り二番手の脚を溜められる絶好位(上写真 赤矢印)

セボンサデッセは、先団後ろで内をロス無く追走(上写真 黄矢印)

今日の京都ダートは前が有利なので、両馬とも勝ち負けになる位置で競馬をしている

「完璧すぎるだ・・・」

理想的なポジショニングに、私の表情が現行犯逮捕レベルのバッキバキに益々キマる





麻雀で言うなら、リャンメンリーチ状態である

3コーナーを過ぎて、両馬とも先団の勝負圏内(上写真参照)におり、あとは直線でちょっとだけ脚を使えばアガりである

レッドボブは楽な手応えで3~4コーナーを回り、そのまま加速して抜け出しそうな勢い

セボンサデッセも馬なりの抜群の手応えで、内でじっとしていて、直線では末脚が爆発しそうな雰囲気


「競馬の神様、ありがとうございます。今晩はたけぇハンバーグを食べさせていただきます」


レース直後は慌ただしくなるので、今のうちに競馬の神に、的中の感謝を御伝えしておく





直線に入ると、2番人気トリポリタニア(3連複2~3列目&ワイドでも購入)が勢いよく抜け出して、早々に1着を確実にする

内で脚を溜めていたセボンサデッセも良い脚を使って2着は確実な情勢

案外だったのは本命レッドボブ、直線に入ると3~4コーナーの手応えほど伸びず、ただ3着は確保しそう





「まぁまぁまぁ、3連複なんで3着で十分ですよ・・・」

「京都平坦、前有利馬場、このまま残るでしょう」

「残るでしょう」

「残るだろ?」





「まぁまぁまぁ、勝ち確定しているとは言え、購入全レース勝てるとは思ってませんよ・・・。このあとに当たるんでしょう」

レッドボブ、最後の最後に交わされ4着
2着セボンサデッセのワイドのみ的中でハイパートリガミとなる

ちなみに、セボンサデッセの方を本命に選んでいたら、3連複102.8倍的中となっていた

「まぁまぁまぁ・・・」

「まぁまぁまぁ・・・」

「ハァ・・・」





本日、残りの購入レースは・・・

新潟11R 韋駄天S
東京11R オークス(GⅠ)

15時20分発走の韋駄天Sまで2時間あるので、近場の売店『庵』で『もつ煮丼』(850円)を購入して、元いたベンチで昼食タイムにする

今日は勝ち確定なので、もっと高い物を食べても良かったのだが、2週前のNHKマイルC当日の東京競馬場に行った時に、『庵』で食べた『もつ煮あいがけカレー』(1,000円)のもつ煮がべらぼうに美味しかったので、今日は『もつ煮丼』を食べると決めていた

「あぁ・・・、良い」

予想通りの美味しさである。何が良いかって、もつが柔らかくて味が染みているというのもあるが、もつの量が多いのが最高なのである

食事後は、この場で購入レースの予想をして、新潟11Rの馬体重が発表になったタイミングで馬券購入(PAT購入)

そして指定席へ移動する





席はフジビュースタンド東側の一番端っこ(スマートシート)

一列後ろに座っていた若者グループが騒がしい上、左隣のおじさんが私の席にはみ出す感じでリュックを置いて、ストレスを感じる環境だったが、今日は指定席に座れただけでもありがたいので我慢する

まぁ韋駄天Sが的中するので、まもなく喜びでストレスも緩和されるでしょう





新潟11R 韋駄天S 芝1000m直線

本命は9番人気リバーラ
近況は大敗続きで不振だが、2歳時は良いスピードを見せており、重賞(ファンタジーS)も制覇している

先行力はまだあるので、メンバーレベルが低いレース、あるいはスピードを生かすことができる新潟千直なら一変するのではないかと思い、本命に選択する

新潟千直は、昨年の韋駄天S・ルミエールオータムDと二桁着順だったが、枠に恵まれなかったのもあり、適性が無いと見限るのはまだ早い

二走前(8着)は直線で狭くなる不利もあって度外視
前走愛知杯(18着)は、距離(1400m)が長かった上、激しい先行争いに加わって直線で失速、ただ久々にこの馬らしいテンのスピードが見れた。このダッシュ力なら新潟千直で通用する

今回中枠8番で良い枠とは言えないが、ハンデ斤量53㎏で新潟千直得意の菊沢一樹騎乗ならば、馬券圏内も期待できると思い、リバーラ軸の3連複&ワイド計5,000円購入





韋駄天S・オークス、両方当たれば最高だが、競馬の神もそんなに甘やかしてくれないと思うので、的中はどちらかだけなんでしょう

「オークス的中だと話が出来過ぎなので、韋駄天Sが当たるんだろうなぁ~」

大船に乗ったつもりで、席正面の大型ビジョンでレースを見つめる


「ああああっ!!!!!」





上写真赤矢印のリバーラ、まさかのスタート不発で先行できず・・・

「えっ?韋駄天S当たるんじゃないの???」

私の『リバーラ先行押し切り』の想定が大きく狂い、乗っていた大船が傾いて沈み始める

ただ鞍上の菊沢一樹くんは、すぐに外ラチ沿いまで切り替えて、中団後ろ辺りで追走

菊沢くんが千直好成績の理由のひとつとして、不利な内~中枠騎乗時に、スタートで後方に下げて、強引気味に外ラチまで切り替えるという技ができるところにある

今回も同様に技を見せてくれたが、問題はリバーラが差しタイプではないので、このあと伸びてこれるかどうか・・・





外ラチ沿いから中団まで位置を上げてきたが、馬群密集で前に進路が無さそうである

ここから馬群がバラけて進路ができるのも疑わしければ、リバーラが末脚を使うのも疑わしい・・・

安心安全と思われていた大船が沈没するのを目の当たりにして、血の気が引いていく

「ウソだよ!今日は勝ち確のはずなんだよ!!伸びなきゃおかしいんだよ!??」

「伸びるだろ!!?」

「伸びてくれよ!!!」

「はっ!?」





「バラけて伸びいいいたあああああああ!!!!!!!!!」


先に突き抜けた2番人気15番テイエムスパーダ(3連複2~3列目で購入)の後ろからリバーラが伸びて2着を確実とする


「ぬおっ!!!???」


3番手にいる1番人気14番シロン(3連複2~3列目で購入)を外から13番人気4番クムシラコが交わす勢い


「ハァハァハァ・・・」





3着 クムシラコ


3連複2~3列目で購入


「はぬぅ・・・、はぬぅ・・・、ハァハァハァ・・・」


レースが終わると、心拍数が爆上がりし、「コイツ、やってんな」と思われるぐらい体の震えが止まらなくなる

1番人気が飛び、2番人気・9番人気・13番人気の組み合わせの3連複的中である

「あうあうあうあう・・・。ななななな、何倍、ハァハァ、何倍つつつくんだ?」

かなりの高配当が期待できそうである。すぐにスマートフォンでオッズを調べられたが、何も見ずに席正面の大型ビジョンに配当が映し出されるまで待つことにする

「!?」





3連複660倍×100円的中

確かにビッグな配当に間違いはないのだが、組み合わせ的に1000倍以上はあるかと期待していたので、大型ビジョンに配当金が映し出された時のファーストリアクションは、「えっ?」と若干のガッカリ感もあった

ただ660倍も大勝ちである


「やはり神の御告げだったのだ・・・」


奇跡的な残席購入の時点で、私は競馬の神に導かれていた・・・

オークスを前にして、本日の勝ちが確定する





東京11R オークス(GⅠ) 芝2400m

本命は3番人気リンクスティップ、私のPOG指名馬で、応援の意味合いも強い

桜花賞3着で地力は世代トップクラス、中距離型で桜花賞よりオークスでパフォーマンスをさらに上げそうな予感がする

二走前のきさらぎ賞(2着)では、展開がきつい中で最後まで踏ん張り、勝利した皐月賞5着馬サトノシャイニングに抵抗する
そして後にチャーチルダウンズCを勝つランスオブカオス(3着)には先着、一線級の3歳牡馬相手でも互角以上の走りを見せた

前走桜花賞では、スタートで遅れて後方競馬になってしまうが、直線では良い脚を使って上位に浮上

「本来の先行~中団策で競馬ができれば、勝ち負けになる!ミルコさんが外をブン回さなければ・・・」

先週のヴィクトリアマイル、シランケドに引き続き、今週もミルコ・デムーロさんの騎乗馬を本命にする

どこか不安感はあったが、悪癖である『外ブン回し』をしないことを今週も祈りながら、リンクスティップ軸の3連複流し計6,300円購入





さらに12番人気ビップデイジー(対抗評価)と7番人気パラディレーヌ(三番手評価)を軸としたワイド流しを各1,800円ずつ購入

ビップデイジー、桜花賞は同馬を本命にしたのだが、中途半端な前の位置で競馬をしてしまい、直線は脚を使えず11着大敗
この馬は先行策より待機策の方が合っているので、中団辺りでじっくり脚を溜めれば好走できる

パラディレーヌ、前走フラワーC(2着)は、スタートで出遅れた分の負けで、強い内容であった。今回は一気に相手が強くなるが、まだまだ伸びしろがありそうなので期待の購入





リンクスティップ、この馬にしては上々のスタートを切ったが、鞍上ミルコさんは中団より後ろの位置で控える競馬を選択

正直、中団より前で競馬をしてほしかったが、東京は直線が長いので、桜花賞で炸裂した末脚を使えば、上位争いは十分可能である





ビップデイジー(上写真 青矢印)は、後方待機という形だが、桜花賞の先行策よりはこちらの作戦の方が全然良い。あとは展開がハマるかどうかだけ

パラディレーヌ(上写真 黄矢印)は、スタートをある程度決めて、中団内の最高の位置で脚を溜めている。このポジションならベストパフォーマンスを発揮できるはず

さてリンクスティップ(上写真 赤矢印)は、相変わらず中団後ろの位置でじっとしている

この後、隊列は凝縮していくと思うので、3コーナーでは無理して動かず、周りにいる馬の動向に合わせながらじっとしていた方がチャンスはあるか・・・

ミルコさん、先週のヴィクトリアマイル・シランケドは、後方内で閉じ込められる形が幸いして、外ブン回しはしなかったが(できなかった)、今日は馬群がバラけて動きやすい位置

今にも外から動きそうな雰囲気がプンプンする・・・


「ミルコさん、ここは我慢だ。外を回しちゃダメだ。我慢」





それでも外を回して動くのがミルコさん

3コーナー入口で、周りの馬に先立って外を回しながら動いていく


「やりやがった!!」





結果的に3コーナーで先に動いて脚を使い、外を回したロスも響き、直線では桜花賞のような末脚は使えず

最後はお釣りが残っていなかった感じの5着に終わる

勝ったカムニャックが3~4コーナーで一列後ろにいたことを考えれば、早めに動いてしまったのが裏目に出たか・・・





「たんなあああああいいいい!!!!」

ビップデイジーは直線でどこにいるか発見できなかったが、道中内をロス無く回って脚を溜めていたパラディレーヌが、丹内くんの好騎乗もあって、直線で脚を伸ばして3着争い(上写真 黒帽水色勝負服)

「こうなりゃワイド的中だけでいい!!!」

3番手のタガノアビーにどんどん迫る

「交わせええええええ!!!!!」





パラディレーヌ 4着

交わさないのが、私の馬券人生なのである・・・


本日の収支 +46,540円


実は前日5月24日(土)の平安S(GⅢ)で、10番人気レヴォントゥレット本命(3着)で3連複206倍的中しているので、土日合わせると約6万円のプラス収支になる


「競馬の神様の思し召し通り、お金をしっかりと受け取りました!ありがとうございます!!たけぇハンバーグ食べてきます!!」


と意気込んだが、貧乏過ぎて『たけぇハンバーグ』がどこで食べれるか分からず・・・

私の貧乏脳は、今は無きSガストの『やっすいハンバーグ』しかハンバーグ情報を持っていなかった

結局、自宅最寄り駅近くの飲食店でラーメンを食べて帰宅


「たけぇハンバーグを食べる」


私の残りの人生の夢が確定致しました



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