北海道&東日本パス一人旅2019 6日目② 乗り継ぎの悪さに耐えながら、新潟~長野を8時間かけて移動する
※書いているのは2026年ですが、2019年の話です。これまでの話はこちら

2019年8月26日(月)
八海山雪室の見学ツアーに参加し、昼食で魚沼の美味しい米を堪能したところで、『魚沼の里』の予定していた観光スケジュールは終了(前回ブログ参照)
現在の時刻は、午後12時を少し過ぎたところである
本日は長野県上田市のビジネスホテルに宿泊予定で、この後は北海道&東日本パスを利用しての『新潟~長野鈍行列車移動』が控えているのだが
ここからが『苦難の道のり』なのである・・・
現在いる新潟県南魚沼市から長野県上田市(約140km)
車なら2時間30分程度で到着するが、電車(鈍行)の場合、乗り継ぎが悪いので、それ以上に時間を要する
まず長野駅に到着するのが、今から大体7時間後・・・
そこから上田駅まで、しなの鉄道に乗り換えて約40分かかるので、トータル8時間近くかかることになる
電車に乗る前からも大変で、前回のブログでもご説明したが、現在いる『魚沼の里』からバス停(麓)までが徒歩25分
かつ路線バスの乗り継ぎも悪く、今から歩いてバス停に向かった場合、麓バス停に到着しても、バスが来るまで30分以上待つことになる
更に言うと、JR浦佐駅でバス降車後も、約1時間半の電車到着待ちが控えている・・・
長々と説明文を書いたが、簡単に言えば「ゲボ糞しんどい」ということである
「さて、どうしようか・・・」
路線バスの時間(13:28発)が約80分後
今からバス停に向かったとしても、気温30度の炎天下の中、25分歩き&バス停での長時間待機はしんどい・・・


色々と考えた結果、魚沼の里にある『猿倉山ビール醸造所』で、ビールを飲みながら時間調整を行うことにする
魚沼の里パンフレットをぼんやり眺めながら、バス停に向かうか決めかねていた時、パンフレットに記載されていた『ビール醸造所』というパワーワードが目に留まり、私の両乳首がその文字に敏感に反応
ビール醸造所の方角に両乳首が隆起したため(鬼太郎の髪の毛的なこと)、乳首の導きに従う形で急遽行くことにしたのである
「これがベストな時間の潰し方だろう・・・」
猿倉山ビール醸造所に入ると、冷房が効いていて天国状態、脳天から肛門回りまで、全身の汗の湿りが渇いていくのが分かる
キンキンに冷えたる~び~を求め、施設内の飲食店やショップを見て回る
①飲み比べセットが1,000円
②1杯だと600円
③ショップで購入(瓶ビール)なら500円程度
以上がビールの価格である
先程、昼食で『にいがた和牛を使った きのこ牛丼』(大盛り)を食べたばかりで満腹状態
この状態で①飲み比べセット(そこそこな量)をいってしまうと、この後の徒歩移動中に、腹を冷やして脱糞事故を起こしてしまう危険性がある・・・

慎重に検討を重ね、適量で一番安く済む③の瓶ビール(496円)を飲むことに決めた
建物前のテラス席的なところ(上の建物写真参照)に座り、緑鮮やかな風景を見ながらビールをいただく
「スーパー冷えてて、最高だぜ・・・」
クラフトビールらしい深い苦味で、大人な味といった感じ
美味しいビールと出会い、『猿倉山ビール醸造所』行きを選択したことが、正解だったことを確信
私の両乳首様々である

テラス席でほろ酔い気分になりながらも、スマートフォンで長野までのルートを調べ続ける。よりスムーズな行き方を求めて・・・
魚沼の里周辺の地図をこまめに見ていると、現在地からJR五日町駅まで徒歩40分で到着することが判明する(上写真参照)
さらに調べると、40分歩いて五日町駅から電車に乗ったとしても、長野駅到着時刻は元のルート(魚沼の里~路線バス~浦佐駅から電車)と一緒であった
【バス停まで徒歩25分+バス料金400円(乗車25分)】
片や
【五日町駅まで徒歩40分】


「15分多く歩くだけで、バス料金400円浮くのであれば、喜んで歩きましょう!」
長年培った貧乏根性に火がついて、軽やか足取りで五日町駅まで歩き切る
スマートフォンで地図アプリを見ながらの徒歩移動だったので、到着まで40分超はかかったが、往路とは別ルートのため、初めて歩く道に新鮮味があって、楽しみながら歩くことが出来た
道中の風景は素晴らしく、特に魚野川の水が透き通っていたのには、思わず立ち止まって、しばらく眺めてしまうぐらい感動してしまった

稼ぎも無いのに公営ギャンブルに明け暮れ、身も心も腐っているクズ人間の自分が、こういったものに感動できる心のキャパが残っていたなんて・・・
私もまだまだ捨てたもんじゃないなと実感した瞬間であった
五日町 13:23発 上越線
六日町 13:29着
六日町 13:42発 北越急行ほくほく線
十日町 13:56着

五日町駅到着まもなくしてJR上越線に乗車
六日町駅で北越急行ほくほく線に乗り換え。こちらはJR線ではないが、『北海道&東日本パス』での乗車が可能なのである
十日町駅で下車し、JR飯山線に乗り換える
これに乗ってしまえば、一気に長野駅まで行ける
ただ!!
十日町駅にJR飯山線が到着するのが
約2時間20分後・・・
これまで数々の鈍行列車旅を行なってきたが、過去最大級の乗り継ぎ待ち時間である
ちなみに・・・
当初の予定の通り『路線バス~浦佐駅ルート』を選択していたら、浦佐駅での1時間30分待ちはあるが、十日町駅での乗り換え待ちは僅か14分
40分かけて五日町駅まで歩くことを選択したが、結局は長時間電車を待つことは変わらず
待つ場所(駅)だけが変わり、待ち時間が長くなっただけということであった
「糞長い待ち時間だが、バス代400円が浮いたじゃねえか・・・」
「決断したルートに一片の悔い無し!」
そう自分に言い聞かせながら、十日町駅の待合室(冷房有り)で電車をひたすら待つことにする
当面電車が来ないので、待合室内は誰もいないと思っていたが、60~70代ぐらいの女性が一人座っていた
この方、私がこの場を後にする2時間超の間、石像のように動かず、表情も一切変えずに、手に持っていた本をじっと眺めて終始座っていた
(電車を待っている気配が無い・・・)
ご自宅のエアコンが壊れて、日中はこちらに避難していたのか?
ご友人と駅で待ち合わせをしていたが、相手にバックレられてしまったとか?裏切られたショックで石像のように動けなくなっていたとか・・・
ひょっとしたら、張り込み捜査で十日町駅に現れるであろう国際指名手配犯を待ち伏せしているインターポール敏腕刑事だった可能性もある・・・
あるいは、長旅の疲労と夏の暑さにやられて、幻が見えていただけだったのか?
様々なケースを考えたが、未だ真相は闇の中・・・
そんな女性と二人っきりで過ごす2時間、最初の1時間は仮眠を取り、残りの1時間は昨夜宿泊したビジネスホテルで頂いた読売新聞を読みながら過ごす
スポーツ新聞なら月何度か購入して、野球面・競馬面・エロ記事中心によく読むのだが、一般紙を読んだのは思い出せないぐらい久しぶり・・・
一般紙を神妙な表情で読む私
目の前に座っている石像女性に「立派な大人ですよアピール」をしながら、自己満足して電車に乗り込むのであった
十日町 16:14発 飯山線
長野 19:09着


「ウソだろ・・・」
2012年に行なった青春18きっぷ一人旅で訪れた以来、7年ぶりの長野駅だったが、駅の激変わりぶりにぶったまげる(上写真参照)

ちなみに上の写真は、2012年に撮影した長野駅
写真を比較してもお分かりの通り、駅ビルがゴージャスに変貌しており、建物内は商業施設チックなリニューアルを成し遂げている
さらに駅の目の前には、どデカい『ドン・キホーテ』が出来ていた
7年前に来た時は、「駅前広場に松屋があるな・・・」程度の印象だったのだが・・・
今回の旅、最大級のインパクトであった

駅ビル(MIDORI 長野)の案内板を見ると、レストランフロアに信州蕎麦の店が入っていたので、しなの鉄道に乗る前に、こちらで晩飯を食べることにする
やっぱり長野に来たら、蕎麦は食わないとね・・・
店の名は『信州蕎麦の草笛』
夕飯時で客も多数いたが、カウンター席は空いていたので、待つことなく着席することができた
メニュー表を眺めると、一番高い蕎麦が『海老天ざる蕎麦 特上』(1,810円)
金額的に、昨日新潟競馬場で勝てなかった私に食べる資格なし
蕎麦のグレードを下げる
(野菜天ざる蕎麦が1,390円かぁ・・・)
写真を見ると、野菜の天ぷら複数個付きのざる蕎麦で、間違いなく美味しそうである
そして、私が出した結論は・・・

さらにグレードを下げ、一番安い『もり蕎麦』(720円)に、単品で『かき揚げ』を付けたものを注文する(計1,000円程度)
しょうがないんだよ、負け犬なんだから・・・
でも蕎麦はコシがあって、べらぼうに美味しく、大満足の味でございました
「さぁ、上田へ」
しなの鉄道は『北海道&東日本パス』では乗車できないので、券売機で切符を購入して、自動改札機を通る
「うわぁ・・・」
ホームに降りると、すでに電車が到着しており、車内は激混み状態・・・
結局、長野から上田まで40分間座れず
歩き疲れ・待ち疲れ・日中のアルコール残り・信州蕎麦満腹感からの眠気、様々な要素が加味して、上田駅に到着する頃にはグロッキー状態であった
長野 20:08発 しなの鉄道
上田 20:50着

12時30分過ぎに『魚沼の里』を出発して8時間超
本日のゴール・上田に到着
ネット予約しているビジネスホテル(1泊3,515円)は駅のすぐ近く
先述の満員電車で、駅周辺を散策する気力は残っていなかったので、駅前のローソンで酒&菓子をさっと購入して、足早にホテルへ向かう
エアコンの効いた涼しい部屋で、パンイチになってベッドに横たわることをイメージしながら、素早くフロントでチェックイン手続きを済ませ、部屋に入るつもりだったが・・・
「本日なのですが、空調設備が故障しておりまして、全客室の冷房が使えない状況でございまして・・・」
「ぬはっ!!?」
「申し訳ございません。その代わりと言ってはなんですが、宿泊料金の方をお安くさせて頂きますので・・・」
1泊3,515円(クレジット払い済み)だったが、515円を現金で返金してくれた
想定外の出来事に一度は戸惑ったが、今晩は涼しくはないが、高温多湿という訳でもなかったので、逆に1泊3,000円になったのはラッキーだと考え直す
有難く515円を受け取って部屋へ

「窓開けて寝れば、問題無いだろ」
室内のユニットバスでシャワーを浴びて、パンイチで先程購入した酒&菓子で一杯やった後、寝床に就く
(嗚呼、アルコールと疲労で、もう眠れそう・・・)
「zzz」
「・・・」
「・・・」
「蚊がうるせええええ!!!!!」
「んんっ・・・」
「足の親指刺された!!!!」
地獄のような一夜を過ごすのであった・・・
※皆様のご支援お待ちしております

