北海道&東日本パス一人旅2019 7日目② 旅の最後に世界遺産・富岡製糸場を目に焼き付ける

※書いているのは2026年ですが、2019年の話です。これまでの話はこちら





2019年8月27日(火)


軽井沢駅からバスで峠を越えて、群馬県・横川駅に到着

ここから電車を乗り継いで『富岡製糸場』へ

今回の旅、最後の観光となる


富岡製糸場・・・1872年(明治5年)に明治政府が日本の近代化のために設立した、日本初の本格的な官営模範機械製糸工場


こちらを訪れることにした理由としては、根っからの製糸業マニア、幼少期の唯一の友達が蚕2匹だったので親近感を覚えた、とかではなく

2014年に世界文化遺産に登録されたこと、加えて富岡製糸場が関連した2015年放送の大河ドラマ『花燃ゆ』を観て、興味を抱いたことにある

まぁ要するに、ミーハー的なスーパーあさ~~い理由で行くことにしたのである





さて横川と言えば、駅弁の『峠の釜めし』が全国的に有名である
横川駅の側には、峠の釜めしの販売元である荻野屋の店舗、駅構内にも売店があり、多方面から橙色の看板が魅力的に輝いている


「ご当地グルメを食べる」


私における一人旅のメインテーマのひとつである

よって、峠の釜めしも食べる・・・

気持ちはあったのだが・・・


★過去に食べたことがあるということ
★地元(東京)でも商品を度々見かけるということ
★購入した場合、すでにリュックの中はパンパンで、釜めし容器の保管場所が無いということ
★バス~電車の乗り換え時間が僅かな上、先程からなかなかのビッグ便意を催し、優先的にトイレへ駆け込まなければならないということ


以上4点を踏まえて、購入を見送ることにした

「買わず申し訳ございません。どっかの駅弁フェアで必ず買います!」と峠の釜めし関係者様に心の中で誓いながら、信越本線に乗り込む

あれから7年が経過、未だ購入せず

不義理なクズ人間でごめんなさい・・・



横川 12:10発 信越本線
高崎 12:41着



高崎駅のホームに降り立つと、日常生活で見慣れた湘南新宿ラインや上野東京ラインの姿が見られる

その光景に、夢心地の旅気分から現実世界に呼び戻され、今晩には旅が終わることを実感し、憂鬱な気持ちになる





富岡製糸場に行くには、高崎駅で上信電鉄に乗り換えとなる

こちらはJR線ではないので、北海道&東日本パス(連続7日間JR東日本管内普通列車乗り放題)は使えず

新たに運賃を払って乗車することになるのだが、旅出発前に調べたところ、『富岡製糸場見学往復割引乗車券』(上写真参照)というお得な切符の存在を知り、そちらを購入して電車に乗る

富岡製糸場見学往復割引乗車券とは・・・
1枚2,140円(当時)で、高崎から富岡製糸場の最寄り駅の上州富岡までの往復電車賃(片道790円 当時)と、富岡製糸場見学料(1,000円)がセットとなったもの

通常料金と比較すると、440円も安くなる神切符なのである



高崎   12:53発 上信電鉄
上州富岡 13:30着





上州富岡駅到着、富岡製糸場まで徒歩15分かかる

「とみおか」と聞くと、富岡製糸場以外だとマイケル富岡さんぐらいしか思い浮かばなかったので、高崎~上州富岡の乗車時間(37分)の間に、スマートフォンで群馬県富岡市の情報を調べる

すると『ホルモン揚げ』というご当地グルメの存在を知る


ホルモン揚げとは・・・
具はホルモン(腸)ではなく、「ちくわ」の串揚げ
ホルモン揚げと食感や断面が似ていたちくわを使ったのが始まりで、衣をつけて揚げ、ウスターソースをたっぷりかけるのが特徴(GoogleのAI検索より抜粋)


「ちくわの串揚げ?素敵な食べ物に決まってるじぇねえか・・・」

電車の中で、ホルモン揚げにときめき、食べて素敵なメモリアルを作ることを決意する(俗に言う『ときめきメモリアル』である)

上州富岡駅から富岡製糸場までの道中に、ホルモン揚げを扱っている店があったので、そちらで買い食いをしようと試みたのだが・・・

到着して店の様子を見ると、店内は暗転気味で誰もおらず
「すみませ~ん!」を声を上げるもの、気が引けるぐらい静まった状況であった

「昼休憩かもな・・・」

14時近い時刻で、店の方も奥の部屋でワイドショー、もしくはテレビ東京でやっている洋画を観ながら休憩している可能性ありと察知し、このタイミングでのホルモン揚げ購入は見送る

富岡製糸場帰りに再び立ち寄ることにする





スマートフォンの地図アプリと街のあらゆる所にある道案内看板の矢印を頼りに歩くと、目の前に煉瓦造りの堂々たる建物が現れる

入口周辺は、平日にもかかわらず、大勢の観光客で賑わっている

世界遺産の冠は強大である

場内の案内板を見ると、有料のガイドツアーがあるらしく、ガイドさんの解説を聞いて、勉強させて頂こうかと思ったが・・・

参加希望者がかなり多そうで、静かに見物ができなさそうなのと、ツアー時間が長いということもあり、参加を見送る

一人マイペースで、マイケル富岡さんのような爽やかさを全面に出した歩き方で、場内を巡ることにする





建物内に入って、展示物コーナーで富岡製糸場の歴史を学ぶ

先述の通り、スーパーあさ~~い理由で訪れたので、富岡製糸場の知識を持ち合わせていなかったが、展示物などから『当時世界最大級の製糸工場』『木骨煉瓦造の建物で、建設当初のまま残っている』などのベタな情報を吸収する

展示物コーナーの一角にモニターがあり、そこで上映されていた富岡製糸場に関するビデオも、なかなかの長さであったが、最初から最後まで離席せず、インテリぶった擬似表情を作りながら見届ける

「大半の人は、ビデオに見向きもしなかったり、途中で離席したりしていたけど、私は全部観ましたから!!」

これで私も富岡製糸場知識検定28級ぐらいは名乗れるはずです





「なげぇ!!でけぇ!!広い!!」


140.4メートルの建物の奥行きに度肝を抜かれ、繰糸器の多さにぶったまげる

それ以外にも見どころはたくさんあり、ブログを見てくださっている皆様にも、気が利いた知的な文章でお伝えしたいのですが

富岡製糸場知識検定28級レベルでは、「なげぇ!」的な文章が限界でございます

ご容赦ください・・・





「なげぇ!」

入場して1時間超の間に22回は呟いただろうか・・・
こんな立派な施設が昔のまま残っているというのだから、納得の世界遺産認定である

隅から隅まで場内を歩き回り、最後に正面から富岡製糸場をじっくり眺め、目に焼き付けてから、上州富岡駅に引き返す

これにて北海道&東日本パス一人旅2019の全日程終了


さて、『ホルモン揚げ』である


先程の店に行ってみると、相変わらずの静まった状況

「昼休憩なんだろうな・・・」

時刻は15時台、店の方も奥の部屋で科捜研の女の再放送、もしくは相棒再放送を観ながら休憩している可能性ありと察知し、ホルモン揚げを断念する



上州富岡 15:32発 上信電鉄
高崎   16:12着



あとは東京に帰るだけ・・・





高崎 16:27発 両毛線
小山 18:22着



高崎から湘南新宿ラインに乗れば、2時間後には旅のゴール(東京)にたどり着くのだが、時刻はまだ夕刻16時台

フリーパスの北海道&東日本パスを使用しているのならば、期日(本日)ギリギリまで使ってやろうと思い

急遽、栃木県南部在住の同期の元芸人O氏(同い年のおじさん)に「晩飯を奢らせてやる」と連絡をして、栃木県・小山駅で会うことに





小山駅近くの餃子居酒屋に入り、O氏(上写真)の200満点中4点の汚い笑顔を正面に見ながら、晩御飯をご馳走になる

※O氏は一般の方なので、4点の顔は彼のイメージカラーであるうんこ色で隠しております

午前中、上田駅で食べた『おやき』以来の食事(詳細はこちら
『峠の釜めし』『ホルモン揚げ』を食べ損なっているので、食欲がみなぎっている

O氏のお金ということもあり、躊躇せず注文し、複数種類の餃子をおかずに、酒&大盛りライスを空っぽの胃袋に流し込む

さて、O氏との会話の内容だが、私の旅話が25%

残りの75%は、今晩ボートレース大村で行われるSGボートレースメモリアル初日の12Rドリーム戦(20時30分頃発走)の話であった

お互い、負けても、負けても、負け続けても、公営ギャンブルの話が尽きない廃人なのである


私「ちょっと集中して舟券買いたいから、静かなとこに移動しよう」

O「そりゃ真っ当な意見だな」


小山駅ビル内のロッテリアに移動、ここでもO氏にバニラシェイク(240円)を奢らせる

スマートフォンで舟券を購入、店内で一緒にレース観戦をする予定だったが、ボートレース大村が悪天候の影響で、発走時間が遅れるとのこと

これにより、レース発走時刻が帰りの電車の発車時刻より遅くなる可能性が出てきたので、レースが行われる前に会はお開きとし、O氏と別れて、帰りの電車に乗り込む

車内の2人掛けシートに着席して、まもなくレースは発走


そして、外れる・・・



小山 20:58発 湘南新宿ライン
新宿 22:23着



終わり良くなければ全て良くなし

茨城・福島・宮城・山形・新潟・長野・群馬

7日間の素敵な旅の思い出は全てぶっ飛び、葬式帰りのようなテンションで、自宅に帰るのであった



おしまい



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