2018.11 京都競馬場で行われるJBCを夜行バスで観に行くほぼ0泊2日の旅 闘いは京都からボートレース住之江へ
※書いているのは2022年ですが、2018年の話です。これまでの話はこちら
朝からしょっぱい馬券を買い続け、残すレースは京都最終レース・JBCレディスクラシックのみ
「こんなはずじゃなかった」と思いつつも、長年の競馬経験の勘で「どうせ負けるだろう」と心のどこかに思っていたのも事実であり、ある程度負ける心の準備はできていたのだが、旅打ちで負けるのはいつも以上に吐きそうになる…
『少しでも傷口を浅くして帰る』
今回の旅打ちの目標を情けないほどミクロ化させ、JBCレディスクラシックに低所得おじさんの魂を賭ける
1番人気ラビットランはタピット産駒だがダート経験が浅いので半信半疑。2番人気クイーンマンボは前走が叩き台だとしても案外の内容
ならば3番人気のフォンターナリーリから狙ってやろうじゃねえか!
OPクラス経験が少ないのが最大のネックだが、牝馬戦ならば通用してもいいか
一番の買い要素は京都ダ1800mが大得意で下級条件の成績ではあるが3着以下に敗れたことがないこと。枠番も内枠2番ですんなり好位に付けれそうだし、前走増えていた馬体も絞れ、十二分に上積みが見込めそう
フォンターナリーリ軸三連複流しの馬券を購入
世界のクリスチャン・デムーロがエレガントな競馬をしてくれるはずなんだよ!!
レース後、私は無表情・無感情でアンジュデジール横山典弘さんの勝利ジョッキーインタビューを眺めていた…
フォンターナリーリ 7着
本日一番のピークは朝にJBCマフラータオルを買った時で、そこからウォータースライダーのような見事な下降ぶり…
本日収支-12,120円
圧倒的な低所得者である私にとっては辛い額である
通常時の63倍覇気が無い歩き方で淀駅に向かう
今晩梅田23時発の夜行バスで東京に帰るので大阪方面の電車に乗る
淀~樟葉 京阪本線
樟葉~淀屋橋 京阪本線特急
淀屋橋~大国町 大阪メトロ御堂筋線
大国町~住之江公園 大阪メトロ四つ橋線
気がついたらボートレース住之江に向かう電車に乗っていたんだよ…
オレにはもうこれしかねえんだよ…
傷口を浅くする闘いが、そこにはある…
ボートレース住之江は2016年に青春18きっぷ一人旅で来た時以来、2年ぶり2度目
前回来た時に食べた『洋食焼き』(100円)というお好み焼きみたいな物が激安で美味しかったので、また食べようと思ったら売り切れ
もう流れが死んどる…
何も食べず、大人しくスタンド内の席に座る
一般戦開催なのでガラガラで気が休まる
入口でもらった出走表を見ながら、住之江10Rから購入
インが強い住之江でスケベ心は出しませんよ…
謙虚に…。謙虚に…
住之江10R 三連単51.7倍的中
「ありがとうございます。傷口が少し浅くなりました…」と天に穏やかに御礼を言う
今日は競馬じゃない…
ボートレースの日だったんだよ…
住之江11R はずれ
住之江12R はずれ
スーパー勘違いだったよ…
ボートレース収支 +1,970円
本日トータル収支 -10,150円
いいんです…。僅かながらでも傷口が浅くなったのですから、住之江に来た意味があったんです
そう自分に無理やり言い聞かせながら、ボートレース住之江を後にする
住之江公園~大国町 大阪メトロ四つ橋線
大国町~梅田 大阪メトロ御堂筋線
あとは帰りの夜行バスに乗るだけ
そういえば、昨晩の自宅出発から今まで一睡もしていない…
そして関西に来たというのに、ちゃんとしたご当地グルメも食べていない…
最後ぐらいは旅行を楽しまないと…と思い、バス乗り場(梅田プラザモータープール)付近を歩き回り、うどん屋に入る。チェーン店っぽい店の作りだったが、東京では見たことがない店名だ
やはり関西ならではのものを食べたかったので、紅生姜天ぷらうどんを注文
紅生姜の天ぷらは食べたことがあるが、刻んだ紅生姜を揚げたもので、この時食べたのは紅生姜を丸々揚げたものであった
新しい食感で新鮮な気持ちになれたのが今回の旅唯一のトキメキであった
東京行きの夜行バスに乗り込む。私の場合、ゲロを吐くリスクがあるので酔い止めを飲んでからの乗車
行きのバスは通路側だったが今回は窓側の席。これで途中、隣に座る奴のしょんべん休憩で起こされる心配もない。それに隣りは紳士そうな男性だったので一安心
23時出発。行きのバスは色々な事があり眠れなかったが、24時間以上寝ていないので今回は自然と目蓋が閉じる
度々目は覚めたが、まぁまぁ眠れたのであっという間に東京に到着
翌朝6時20分、バスタ新宿に到着
新宿駅新南口にバスターミナルが完成したのは知っていたが、こんな立派なものだったとは思わなかった
京都競馬場は2020年11月1日を最後に本格的に改修工事に入り、完成予定は2023年春になるとのこと
今回のしょっぱい旅打ちのリベンジは2023年の秋開催のGⅠ辺りで…
そのためにはコロナがどうにかなってくれないと…
私自身もその頃までに破産してなければいいのだが…
完
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