北海道&東日本パス一人旅2017 2日目② 盛岡~八戸 岩手を越えて青森へ
※書いているのは2022年ですが、2017年の話です。これまでの話はこちら
2017年8月25日(金)
新花巻駅で遅めの朝食をとった後は、次の目的地・盛岡を目指す
東北新幹線に乗れば10分ちょっとで到着するが、私のような貧乏の塊のようなじじいでは新幹線は無理なので、引き続き『北海道&東日本パス』を利用して普通電車で盛岡に向かう
ただ次乗るJR釜石線のホームがなかなか見当たらない…。新幹線のホームと隣接していないのだ
一旦駅舎を出て外を不審者のように歩き回って探す
勇ましい新幹線駅舎の離れにひっそりと存在していた…
(あれ?改札がねえだ…)
乗り場を見つけたはいいが、今度は肝心の改札がどこにも見当たらない…
どうやら地下通路からしか入れないっぽく、再び新幹線駅舎に引き返して地下通路入口を見つけ出し、そこから入場
むずいだ…
普通電車で盛岡に行くには、花巻で東北本線に乗り換えなければならないのだが、次に乗る『快速はまゆり』は乗り換え無しで盛岡に行けるとの事。しかも電車が着てみたら、二人掛けシートの車両で中はガラガラ。壁側に寄りかかり放題で、腰痛持ちの私にとっては極楽浄土のような空間の電車であった…
勿論窓側の席に座り、腰を休ませリラックスムード
ただ油断大敵。私の肛門括約筋もリラックスしたのか、盛岡到着手前辺りから猛烈な便意(大)が襲い掛かってくる
新花巻 11:51発 JR快速はまゆり4号
盛岡 12:30着
盛岡駅到着と同時にオリンピックの競歩選手ばりの内股早歩きで便所に駆け込み脱糞。旅先でうんこを漏らしたら一発レッドカード、一命を取り留める…
さて盛岡に来るのは二度目。前回来た時は駅周辺を見て回っただけだったが、今回は範囲を広げた盛岡観光をするつもりである
しかし、街は都会で意外と観光名所が少ない…。旅出発前に色々と調べたのだが、個人的にピ~ンとくる場所はあまり無かった。それでも何とか絞り出して、ちょっと気になったところを徒歩でサッと巡ることにする
啄木新婚の家
名の通り石川啄木先生が新婚時代に過ごした家なのだが、何が良いかって盛岡駅から徒歩圏内で立地が抜群に良いんだよ
啄木先生、良い物件選びしましたね…
こちらは入場無料なので低所得者の私でも安心して楽しめる名所でありました
盛岡城跡公園
広大な公園の天守閣跡地付近のベンチで1時間ほど休憩。花巻の宮沢賢治記念館の階段(前回ブログ参照)と盛岡駅での内股早歩きで下半身を疲労していたのでちょうどいい時間となった
良い天気の中でボケ~っとする。そしてふと思い出す…
「明日の競馬新聞買わなきゃ…」
病気である
盛岡駅に戻り、駅売店で競馬新聞(専門紙)を買おうとするも売っていない…。他の売店&コンビニも何件か回ったがどこにも売ってない…
岩手には盛岡・水沢と2つの地方競馬場があるので、競馬が盛んな地域だと思ってたのだが、中央競馬はあまりやらないのかね…
仕方が無いので競馬新聞購入は後回し。小腹が空いたので『かもめの玉子』と『銀河高原ビール』を駅ビルのお土産屋で購入。本当は新花巻駅で見かけた『南部せんべいアイス』が気になっていたので購入したかったのだが、どこにも売っておらず…。無念
『かもめの玉子』は日本全国の土産品の中でもトップクラスに好きな食べ物のひとつである。メジャーな土産品なので東京でも普通に買えるのだが、本場岩手で食べるのに価値がある
『かもめの玉子ミニ』(6個入り)と『黄金かもめの玉子』という中に栗が入ったやつをバラで1個購入(計834円)
『黄金かもめの玉子』は初めて食べるのだが、1個ごと黒の小箱に包装されおり、プレミア感を漂わせている(こちらの写真は2021年に写真データを入れていたPCがぶっ壊れたことによりございません)
ちなみに、私が『黄金』と付く商品を手にしたのは、小学生の時に親の知人にもらったファミコンソフト『聖闘士星矢 黄金伝説』以来である。何が言いたいかというと…
『黄金』って付いてたら間違いないんだよ…。絶対美味いやつに決まってるんだよ…
次乗る電車のホームのベンチで『黄金かもめの玉子』を食べる。外側にコーティングされた白い甘いやつは毎度食べるたびに間違いないし、中の餡も栗も間違いないんだよ…
おじさん一人ニヤニヤしながら『黄金かもめの玉子』を食べた後は『銀河高原ビール』(288円)を飲んで気持ちいい気分になる
前を通る学生たちが私を不審者を見るような目で見てくる
言い訳できません…
IGRいわて銀河鉄道&青い森鉄道に乗って北上する。両線とも第三セクターで、青春18きっぷではサービス対象外の区間なのだが、北海道&東日本パスの場合だとフリーパスで乗車ができる。ありがてえチケットである
盛岡 15:22発 IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道
八戸 17:10着
八戸駅で下車し、駅内にある『いかめしや 烹鱗(ほうりん)』という店で早めの晩飯を食べる
ここの店を選んだ最大の理由は、八戸の郷土料理『せんべい汁』が食べれることである
名前は知っているが食べたことはない…
どんな汁なのかもわからない…。名の通り、ふやけたせんべいが入った汁なのだろうか…
スーパー大奮発して1,480円のみそ貝焼きせんべい汁定食を注文
美味そうじゃねえか…
私の意中の食べ物『せんべい汁』は、やはりせんべい的なものが具として入っており、食感はすいとんに近い感じであった
ナイスな出汁が出ており、ご飯にもあって美味いだ…
みそ貝焼き
火にかけて完成を待つのだが、どのタイミングが出来上がりなのかの判断が難しく、卵もどのタイミングで崩すのがベストなのか…
普段安い総菜パンしか食べていない貧乏人には偏差値の高い食べ物であったが、ぶくぶくと泡が出てきたところで「ここだ!!!」と思い、火を止めていただく
(ちょっと煮すぎたか…)
果たして食べるベストのタイミングだったかはわからないが、味は海産物の旨味が出ていて美味しく、昇天させていただきました
意中のせんべい汁を食べることができ、満足気分で店を出る
すぐ近くにコンビニ的な売店があったので、盛岡駅で買えなかった競馬新聞を買うことにする
(競馬新聞が売ってねえ!!)
北東北の方はそんなに競馬やらないのかね…
※皆様のご支援お待ちしております