2022.10.30 日本シリーズ 第7戦 東京ヤクルト×オリックス 神宮球場
まさか日本シリーズを球場で観れることになるとは…
10月15日、東京から鈍行列車に乗って阪神競馬場に行く一人旅(ブログはこちら)をしている最中、ちょうど米原から新快速に乗って京都に到着する手前辺りで、日本シリーズのチケット抽選当落(CREW会員先行抽選)の結果をスマートフォンで確認する
神宮球場で行われる第1~2戦、6~7戦全てのチケットを申し込んで、当選は第7戦のみのまさかの結果に終わる…
(ウソだろ!?)
2001年、2015年、2021年と申し込んだ日本シリーズチケットは100%購入することができていたので想定外の出来事であった
ショックのあまり、その日予定していた京都タワー観光をキャンセルしたぐらいである
どうしてなんだ!?競馬の負の流れがこちらの抽選まで伝染してきたということなのだろうか!?それともスワローズファンがこの1年で3億人ぐらい増えて当選倍率が上がったということなのだろうか…
第7戦のチケットは当選したが、実際シリーズが第7戦までもつれる可能性は低い。大体第5~6戦で終わるのが定番である
スワローズが日本シリーズに進出することなど、残りの人生であと何回あるかわからないレアケースなのに、神宮で観れないなんて…
複雑な気持ちで神宮で行われた第1~2戦をテレビで見つめる
ところが!引き分けあり、序盤のスワローズの勢いが無くなったこともあり、まさかの第7戦までもつれる形となり、私の出番が巡ってきたのだ
ただ!スワローズの2勝3敗1分でバファローズに王手をかけられての第7戦
観戦できる喜びは勿論あったのだが、それ以上にバファローズの優勝を観ることになるかもしれない憂鬱な気持ちがあった
第1戦は日本のスーパーエース山本由伸をまさかの攻略し勝利、第2戦で9回に内山壮真のミラクル3ランで同点に追いつき引き分け、そして第3戦は快勝
この時点では「こりゃ連覇するわ…。えへへへ」と余裕ブッこいていたのだが…
第4戦から打線が湿りだし、第5~6戦はマクガフが打たれて非常に嫌な負け方で連敗…
もうオリックスが優勝する流れのやつじゃんか…
憂鬱な気持ちでもうひとつ言うと、この試合を一緒に観戦する栃木県在住の同期の元芸人O氏(写真のウインナーをちゅぱちゅぱしているじじい)と日中は東京競馬場(天皇賞・秋)に行っており、お互いしょっぱい結果に終わり、神宮に行く前からテンションガタ落ち状態(ブログはこちら)
「第7戦なんて行われず、チケット払い戻しになればよかったんだよ…」
まで言う始末…
球場に到着しても葬式に参列してるかのようなテンションでお互い無言でグラウンドを見つめている…。まるで故人の遺影を見つめるかのように…
どうにか気を晴らそうと思い、私はO氏が購入したウインナー盛り合わせをO氏に無許可かつ無銭飲食し、パワー補給をする
その結果、1回表にオリックス太田が初球先頭打者ホームラン(ヤ0ー1オ)
「人の物を勝手に食べる、罰が当たったな…」
天は人の行いをちゃんと見てらっしゃるのですね…
スワローズ先発サイスニードは、初回失点するもその後は立ち直る
ただバファローズ先発宮城が緩急を使った良いピッチングで、スワローズの攻撃が高速に終わっていく…
宮城は中4日での登板だったので付け入る隙があるかなと思っていたが、こりゃ厳しいだ…。こうなりゃ球数を投げさせて早めに交代してもらうしかない
ただ二番手以降に出てくるであろう投手も、宇田川・山﨑颯一郎・近藤・阿部・比嘉と球速くて良い投手ばかり…
もう詰んでいるのかもしれねえだ…
試合は0-1のまま進み、投手戦となる。こういった試合は先にミスをした方が負けるとよく言われたものだが…
サード村神様のまさかの1イニング2度のバント処理ミス、そしてセンター塩見がレフト・キブレハンの姿が目に入ったのか、それともLED照明が目に入ったのか、ランニングで捕球体勢に入ったセンターフライを後逸…
まさに野球格言通りの展開に…
ここでこういったミスが出るか…
サイスニードの吉田に対する初球デッドボール押し出しもあっけなかった…
完全にスワローズの流れが死んだ…
「オワタ…」
こうなりゃ飲むしかねえだ…
今度はちゃんとO氏に「私は四十目前のほぼ無職のどうしようもない低所得おじさんの死に体でございます。おごってください」とお願いをして、村上デコポンサワーを奢ってもらう
この礼を尽くしたことが良かったのか…
8回裏、村上タイムリー&オスナの3ラン本塁打で1点差に(ヤ4ー5オ)
やはり天は人の行いをちゃんと見てらっしゃるのですね…
オスナは打った後すぐに1塁ベンチに「まだ諦めるな!」と両手を上げて鼓舞するようなアクションを見せる
オスナさん、すみません、私、結構前から完全に諦めてました…
2021年の日本シリーズから劇的シーン満載のこの対戦カード
オリックスブルペンを見ていると、9回裏に投げるであろうワゲスパックの投球練習の球がコントロールを乱して暴れている…
これはひょっとしてあるんじゃないのか…
第2戦の内山壮真の9回裏同点3ランも絶体絶命の2アウトから…
9回表、スワローズはピンチを招くも相手の走塁ミスもあって無失点で切り抜ける
今度は相手側にミスが出た
スワローズの流れが来ている…
何も起こらなかった…
競馬も当たらなければ、野球の流れの読みも当たらねえ…
やはり5回の守備のミスが痛恨だったし、9回裏の攻撃も8番からの打順の巡り合わせも悪かった…
2015年にもホークスの胴上げを目の前で見せつけられたが、この時はホークスが強すぎたせいか悔しさは無かったのだが、今回は実力拮抗の勝負で勝てたシリーズだっただけに…
第2戦で同点に追いついたまでは良かったが、その後もチャンスがありながらも勝ち切れず。ここで勝っていたら…
第3戦で大差で勝っている中で9回に若手投手二人を投げさせ、オリックスに得点を与えたことが油断というか、ここが流れの変わり目になったような気がしてならない…
あとは昨年からのチームの上積みは、オリックスの方が投手陣を見ても遥かに上だった。昨年負けた悔しさもあるだろうし、リーグ優勝してもスワローズみたいに派手にビールかけをしてはしゃいでいなかった…
残念な結果に終わってしまったが、私自身はスワローズがリーグ連覇できるとは全く思っていなかったので、またこの大舞台でスワローズを観れたことは感無量でございました
2022年は4位だと思ったんだがなぁ…
やっぱり高津監督のマネージメント力は凄い
今度はスワローズの選手の方に負けた悔しさが生まれたと思うので、2023年は更なる成長を見せてくれるでしょう…
多分…
3~4位かな…
※皆様のご支援お待ちしております