2024.3.29 東京ヤクルト×中日 神宮球場



昨年9月の公式戦以来6か月ぶりの神宮球場なのだが、つい1か月前(2024年2月末)まで2023年のスワローズ観戦記をダラダラと書いていたせいか、先日までスワローズ戦を現地観戦していたような錯覚があり、久々感あるいはプロ野球が始まるワクワク感が余りない状態で2024年シーズン開幕戦当日を迎える

ただ実際に球場に行ってグラウンドを目の当たりにすると高揚感が生まれてきて、いつもの外野指定席に着席するころにはギンギンバッキバキの興奮状態で開幕セレモニーを見つめていた

今年もまた戦いが始まる…





今年の球団スローガンは『ヤり返せ!』

ただ思い返すと・・・

2014年『這い上がれ』 6位
2016年『つばめ進化』 6位
2017年『目を覚ませ!』 6位

『ヤり返せ!』を含め、上記のような直接的な強い言葉がスローガンの年に限って成績が悪い印象があるのだが・・・

這い上がらなかったし、優勝の翌年で退化したし、96敗して最後まで目を覚まさなかった・・・

横文字(英語)あるいは漢字二文字程度のスローガンの年が比較的良績のような・・・

もちろん私の勝手な思い込みであり、根拠はございませんが・・・

ただ!!今年のスワローズ、十分Aクラスのチャンス、もっと言えば優勝争いができると思っている

昨年は戦力の上積みが全く見られなかったのでリーグ三連覇は厳しいと事前予想して結果その通りとなったが、今年は投手野手とも上積みだらけである

投手では嘉弥真・宮川を他球団から獲得、特に嘉弥真加入で左中継ぎ投手が一枚増えたのが大きい
若手では吉村が昨年侍ジャパンに選ばれて経験を積み、先発として覚醒の予感。奥川はまたもや出遅れたが、阪口・小澤・山野・松本健吾辺りの伸びしろに期待、あとは21年ドラ1山下がいい加減出てきてもいい頃でしょう

WBC出場の影響でシーズン不完全燃焼に終わった高橋奎二も今年は体調万全だろうし、新加入の外国人投手(ヤフーレ・エスパーダ)+ロドリゲスの中から一人でも出てくれば上位争いができるはず(昨年のケラ&エスピナル、ありゃ何だったんだ・・・)

野手では実績十分の西川が加入、さらに北村拓己・増田珠を獲得して不足していた右中距離打者を補強、レギュラーと控えに差があった野手陣に厚みが出てきた
また彼らの加入によって、打率2割そこそこしか打たない伸び悩んでいる若手たちにもいい刺激になるはず

まだまだ書きたいことがあるのですが、長くなりそうなのでこの辺にしておきますが、要するに「期待できるシーズン」ということである





3月の神宮は寒い。過去には気温一桁+降雨で寒すぎて筋肉が硬直して全身がつった状態になり、晩年のスタン・ハンセンのロープワークのように足を引きづりながら神宮から帰宅したこともあった

そのトラウマが未だに残っているので、上下極暖ヒートテック(シャツ&タイツ)に重ね着をして、アメフトの試合に出場するぐらい上半身をパンパンにして球場に向かう

しかし今日の東京の気温は20度もあり、千駄ヶ谷駅から球場に向かって歩いている時点で汗ダラダラとなり、ビーチバレーの試合に出場するぐらいの薄着(ハミきんしない程度の)で来ればよかったと後悔する





ただ汗ダラダラ状態で飲むレモンサワー(自宅から水筒持参)は最高であった

「ハァハァハァ・・・昇天」

そして服装選びに失敗したかと思っていたが、夜になると気温が下がり、周りのお客さんがアウターを羽織りだす中、私は丁度いい温度の感じになる

服装がバッチリ的中、完全に読み勝ちである

私に良い流れが来ている・・・

案の定、この2日後に行われたGⅠ大阪杯では3連複227.2倍的中

こりゃスワローズAクラス以上予想も的中してしまうな・・・





試合は1回表にレギュラー争いを勝ち取った高橋周平のタイムリー二塁打でドラゴンズ先制(ヤ0ー1中)

近年ネタとしてイジられていた高橋周平だが、今年はバッティングフォームも改善されて一味違う予感・・・。この日3安打の大爆発であった

それとレフトスタンドのドラゴンズファンの声援の大きさが初回からもの凄く、スワローズ先発サイスニードが声援に圧倒されているようにも見えた





開幕戦から山田が元気である

2回裏、センターオーバーの二塁打を放つと、サンタナの浅めのセンターフライをタッチアップして三塁へ

「よく走ったなぁ・・・」

足が動いている山田は間違いなく調子が良い

ただ昨年の開幕も山田は盗塁などのハッスルプレーが目立ち、抜群に調子が良かったのだが、結果的にそれらの全力プレーがオーバーワークとなったのか、その後間もなくして下半身のコンディション不良で登録抹消となった・・・

「去年のことがあるので余り無理せず頑張ってもらって・・・」

嫌な予感は的中してしまう・・・。タッチアップをした時に足を痛めたのか、3回裏の二打席目で代打を送られて交代、そして翌日登録抹消・・・

高津政権以降は故障の情報開示がされないので彼の足の具合はよく分からないのだが、毎年下半身の故障を繰り返しているんでねぇ・・・

ただこのブログを書いている4月16日に山田は2軍で実戦復帰(2打数1安打)

この調子なら4月末には1軍に復帰できそうだが、今度戻ってきた時こそは完全完治であることを信じたい





3回裏西川の犠牲フライで同点に追いつけば、5回表に中田翔の一発で勝ち越され、その後もシーソーゲーム展開

西川の犠牲フライ、3ー0カウントからの積極バッティングは気持ちが入っていた。また今年のチーム初打点が西川っていうのも最高じゃないの・・・

【ヤ2-3中】で8回裏

7回裏はあっさり三者凡退に抑えられ、ドラゴンズの流れになりそうな雰囲気だったが、8回表に登板した木澤がリズムよくスピーディーに抑えてくれて嫌な流れを吹き飛ばしてくれた

ただ次の9回、ドラゴンズは守護神ライデル・マルティネスが出てくるので、この回に点が取れないと厳しい

ドラゴンズ投手は4番手松山、スワローズの攻撃は打順良く村上から

「昨年も開幕戦で一発打ったし、スーパースターはここで打つんだろうなぁ・・・」

と思っていた最中に簡単に打ち上げてしまう・・・

「ハァ・・・」

ところがショートのロドリゲスがお見合いして捕球できずポトリ、その間に村上は二塁まで激走

「ここここれは・・・、あるぞ・・・」





あったんだよ・・・

サンタナの右中間を破る同点タイムリー
松山のワイルドピッチで三塁走者武岡がホームに突っ込んできて逆転
代打西田の浅いライトフライを代走出場の三塁走者並木がタッチアップ、アウト判定もリクエストの末、覆ってセーフとなり追加点
そして西川の右中間を破るタイムリー三塁打でとどめを刺す!

武岡の好判断走塁も素晴らしかったが、並木のスピードにはぶったまげただ・・・

「速かっただ・・・、イクイノックスかと思った・・・」

山田が三塁へタッチアップしたフライよりさらに浅く、並木の走力だからこそセーフになった業であった

そして西川の一打、開幕戦から大貢献である

さらに西川、9回裏無死満塁の絶体絶命の場面で中田翔が放った左中間フェンス間際の大飛球をランニングキャッチするスーパープレー

獲得して大正解だったぁ・・・。ありがてえだぁ・・・





9回表に登板した田口は大乱調だったが、何とか逃げ切ってスワローズ勝利(ヤ7ー4中)

山田同様田口も翌日に登録抹消、春季キャンプ中に怪我で離脱し、急仕上げで開幕に間に合わせたことが結果的に裏目となってしまったか

小川、山田、田口、その後並木も故障・・・

開幕早々怪我人が多く、厳しい戦いになりそうだが、若手選手がチャンスだと思って奮起してもらえれば





スワローズ開幕戦勝利の喜びを肴に水筒の中に余ったレモンサワーを飲みながら神宮球場を後にするのであった



2024年スワローズ戦観戦成績1戦1勝



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