2024.6.4 東京ヤクルト×埼玉西武 神宮球場



朝目覚めると自分史上最大級の寝違え状態で、首を少しでも動かすと左右両サイドの首筋から激痛が走る

痛みを和らげるものはないかと薬箱を覗いてみると、何年か前にコロナワクチン接種用(接種後の発熱対策)で購入したバファリンが入っていたので、寝違えに効くかどうかは分からないが、『バファリンの優しさ』に賭けて服用

その効果か、時間の経過と共に首が多少動くようになり、首元がバファリンの優しさに包まれた状態で神宮球場へ向かう





ただ神宮球場での野球観戦となると、席幅が狭いので首・肩・腰に負担がかかる

痛みを伴う辛い状況での観戦になることをある程度覚悟していたのだが、この日のライオンズ戦は、両チーム最下位で勢いが全く無いということもあってか、球場がいつもより空いていて、私の両隣りの席も試合終了まで空席のまま

そのおかげで首に負担がかかることなくノーストレスで観戦することができた


「優しい観戦環境を作ってくれたのは、バファリン服用のおかげに違いない・・・」


バファリンでの寝違え対処法は推奨致しませんが、半分は優しさで出来ているバファリンは本物であります





さて近況のスワローズだが、前回の試合(一昨日の楽天戦)で石川さんが勝利して連敗(引き分けを挟んで5連敗)をストップ。ただ4月下旬の巨人戦3連勝を最後に、9カード連続で勝ち越し無しの低空飛行が続いている・・・

私自身も観戦試合は連敗中で、そろそろスワローズの勝つ姿が見たいところでのパリーグ最下位驀進中のライオンズ戦である

松井監督が成績不振で早々に休養となり、好調な打者が見当たらない厳しい現状
西武新宿線を度々使うのだが、駅ホームに貼られている松井監督が写った『やる獅かない』と書かれたポスターを見るたびに何だか切なくなる・・・

そんな苦境であるライオンズ相手ならば、いくら弱いスワローズでも十分チャンスあるはず!!

やるしかない!





ただライオンズ先発は今井である

年々体が大きくなり、今や球界トップクラスのパワーピッチャーに成長した今井を攻略するのは難しい・・・

ちなみに個人的には好きな投手で、相手に向かっていく投球スタイルもだが、ポーカーフェイスで無愛想な上、将棋・麻雀好きというアウトローな感じがまた良い

だが今日はそのポーカーフェイスが崩れるぐらいスワローズ打線が打ちまくることを切に願う

まさに、やるしかない!





私の希望通り、初回からスワローズ打線が今井を攻略

先頭西川が四球を選んで、2番丸山の初球に二盗を決める。そして丸山が送りバントを決めて3番長岡タイムリー(ヤ1ー0西)

西川の初球スチールはお見事だった。春先は走塁の積極性が余り見られなかったが、ようやく彼もエンジンがかかってきたか。塩見不在の中で頼もしい戦力である

あっという間にスワローズ先制、攻撃のテンポが非常に良く、このままスワローズが波に乗っていきそうな予感がしたのだが、サンタナゲッツーで攻撃終了、初回は1点止まり

今井の球が暴れ気味だったので、本調子になる前に2~3点は取っておきたかったのだが・・・





スワローズ先発は吉村、たまに四球を出すもののライオンズ打線をテンポよく抑える好投、特に5回表の三者連続三振は素晴らしかった

ただ吉村が絶好調というよりは、ライオンズ打線が低調すぎるといった感じ

よそ様のチームを悪く言うのも何だが、このスタメンじゃねぇ・・・

まぁライオンズファンからスワローズを見たら、「この投手陣じゃねえ・・・」と思われているかもしれないが・・・。どっちもどっちか・・・





試合は1-0のまま中盤戦へ

このまま逃げ切りたいところだが、吉村の場合は過去登板を振り返っても6~7回で高確率で崩れるのでまだ油断ならない

球数も多いのでそろそろ打たれそうな予感も・・・





と思って気を引き締めて試合を観ていたのだが、6回表まで吉村ノーヒットノーラン継続

ライオンズ打線は相変わらずの低調ぶり

「こりゃ、大事やっちまうな・・・」

あるぞ!!





無いんだよ・・・

7回表、先頭打者外崎に初球をレフトスタンドにぶち込まれる

こんなにあっさりノーヒットノーランが潰えるものか・・・

これまでの傾向通り中盤で打たれてしまったのだが、それにしても初球ど真ん中ストレートの入り方は油断があったような・・・(家に帰って録画していたフジテレビONE中継を再チェック)

吉村の球数はすでに90球超、この回までで十分なので何とか踏ん張って・・・





「ハァ~」

まいばすけっとで購入した『ピリ辛焼きかま』(108円)を食べながら観戦していたので、イカ臭いため息が連発で出る・・・

代打栗山の通算400二塁打となるタイムリーでライオンズ勝ち越し(ヤ1ー2西)

栗山さん、私より一学年下で同世代選手はどのチームでも応援しているのだが

ここで打たなくてもさぁ・・・





「さぁ、そろそろ帰り支度をするか・・・」

9回表に岸ソロホームランで2点のビハインド、今井は中盤でようやくエンジンがかかり、4回以降はスワローズ打線を無安打に抑える

そして9回裏も今井がマウンドに上がる

「もうダメだな・・・。初回にもっと点取っておけばさぁ・・・」

かけていたメガネをバッグの中にしまい、9回裏のスワローズの攻撃をチラ見しながら荷物をまとめる





「えっ、交代すんの?」

先頭丸山四球、長岡三振1アウト、村上四球、サンタナを三球三振2アウト、あと一人というところで渡辺監督代行が出てきて、今井からアブレイユに投手交代

恐らく球数制限を最初から130球までと決めており、129球に達したので交代させたのだろうが、あと一人ぐらいはいけるような・・・

荷物をまとめ終え、バッグを両腕で抱えながら何時でも席を立てる状態で、この今井の交代劇を眺める

2アウト2・1塁、バッター山田





野球って怖いだ・・・

山田土壇場でライト線への二塁打、1塁ランナーも帰ってきて3-3同点

完全に投手交代が裏目に出た・・・

今井を130球で交代させることを前提にしていたのであれば、回頭からアブレイユを投入していた方が良かったような・・・。アブレイユ自身もそっちの方が投げやすかっただろうし・・・

一方山田はアブレイユの球威に圧され気味ながらも反対方向へ強い打球を放つ見事なバッティング。1塁ランナーを村上から俊足並木に交代させていたベンチワークも見事にハマった





抱えていたバッグを座席の下に再び置き、バッグに片付けたメガネを再び装着

「延長戦かぁ・・・、なげえだ・・・」

前回観戦のロッテ戦(5月30日)に引き続き延長戦突入である

ただこういった試合展開になってしまえば・・・





こうなるわな・・・

最後はライオンズ守備陣がバント処理エラー、その間に走者がホーム帰還でスワローズサヨナラ勝ち

スワローズが勝ったというよりは、ライオンズが自ら勝利を取りこぼしてくれたといった感じである

まぁどうであれ、スワローズが勝ってくれて良かっただ・・・


ところで今回のブログ、書いていくとライオンズ多めの内容となってしまったので、最後にスワローズのことをちょろっと・・・

丸山が3度バントを決めて偉い!
10回表登板の田口が三者凡退の好投、この内容ならクローザーに戻してもいいか
10回裏先頭打者の松本直樹がセンター前ヒット、1軍馴れしてきて自分の打撃ができるようになってきた。彼は真面目そうで応援したくなる存在である





ノーヒットノーランからあっさり逆転されるスワローズ

土壇場で追いつかれ、最後はエラーで負けるライオンズ

『ヤり返せ』
『やる獅しかない』

両チームともスローガンを叶えることなくシーズンが終わりそうな予感です・・・



2024年スワローズ戦観戦成績7戦3勝4敗



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