青春18きっぷ一人旅2018 7日目 『焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン』で旅を打ち上げる

※書いているのは2024年ですが、2018年の話です。これまでの話はこちら





2018年8月30日(木)


朝7時起床、8時には宿泊した天文館近くの激安ビジネスホテル(1泊2,500円)をチェックアウトして、市電で鹿児島中央駅に向かう


高見馬場    8:29発 鹿児島市電2系統
鹿児島中央駅前 8:37着


本日が一人旅最終日、今晩には東京に帰る

往路も復路も1枚の青春18きっぷ(5回分)で収まれば、交通費を低額に抑えることができるので万々歳なのだが、今回の旅は長距離ルート(東京⇔鹿児島)で、かつ7日間の旅期間のため、それが出来ない

寄り道(観光)をしなければ青春18きっぷ1枚分でも7日間以内で東京~鹿児島往復は可能だが、日本各地をフラつきながら観光することをメインとしているので、やはり青春18きっぷ1枚での往復は難しい

よって今回の旅は飛行機(LCC)で東京に帰る
ちなみに前年2017年に行った『北海道&東日本パス6泊7日一人旅』も同様の理由で帰りはLCC(新千歳→成田)を利用した

必死のパッチで安い料金の航空チケットを探し、Jetstar便10,570円(鹿児島空港→成田空港)のチケットを7月下旬に購入。もっと事前に購入していれば、さらに安い料金で済んだのだが、この料金でもANA・JAL便と比較すれば大分安いので良しとする

飛行機の時間は19時25分発、夕方頃に鹿児島空港に行くとして、それまでは旅最後の観光を楽しむことにする

鹿児島中央駅で青春18きっぷに最後のスタンプ(5回目)を押してもらい、鈍行列車に乗り込む


鹿児島中央  9:00発 日豊本線
西都城   10:34着





西都城駅下車

宮崎県上陸、これによって青春18きっぷでJR路線が走っている全46都道府県(沖縄を除く)を訪れたことになる。青春18きっぷ一人旅を初めて10年での達成となった

「こんな貧乏旅よくもまぁ10年も続けたな・・・」

18きっぷ旅を開始した当初は、「お金持ちになったらしんどい18きっぷ旅は辞めて、新幹線&飛行機の旅に切り替える!」と考えていたのだが、このブログを書いている2024年10月現在でもまだ貧乏旅を続けている・・・

もう生涯貧乏コースだな・・・






さて西都城に来た理由だが、『霧島ファクトリーガーデン』に行くためである

本格芋焼酎・黒霧島で有名な霧島酒造が直営する複合施設で、参加費無料の工場見学(要予約)や焼酎試飲、さらにはグルメも楽しめる大人の楽園のような場所で、旅のしおり作成時にこの場所を見つけて行くことを即決

黒キリ・赤キリ・白キリ、何でも来い!という興奮状態で西都城駅に降り立った訳である

工場見学は11時からの回を予約済み

『霧島ファクトリーガーデン』までのアクセスだが、ホームページを見ると車or駅からタクシーの方法しか記載されていなかった

低所得者なのでタクシーは即却下
徒歩だと最寄り駅の都城駅から約40分かかり、これも厳しい・・・

路線バスあるいはコミュニティバスは走っていないかと、宮崎県内のバス会社・周辺地図など事細かく調べまくると・・・

『志比田』というバス停を発見、ここから『霧島ファクトリーガーデン』まで徒歩11~12分

「見つけたああああ!!!」

というわけで西都城駅から路線バスに乗って、志比田バス停経由で『霧島ファクトリーガーデン』に向かうことにする


西都城駅 10:40発 宮崎交通バス
志比田  10:45着





「どこなんだここは!????」

バス停を降りてスマートフォンの地図アプリを見ながら歩いているのだが、四方八方長閑な田畑が広がり、案内標識も見当たらず、かつ土地勘がないのも重なり、どこを歩いているのか分からなくなり、道に迷う

そうこうしているうちに時刻は11時間近

知らない番号から電話がかかってくる

「こちら霧島ファクトリーガーデンですが・・・」

見学開始間近になっても到着していないので、霧島酒造の方が連絡してきたのだろう

「すみません!近くまで来てますので!!申し訳ございません!!!」





電話を切った後は、怪獣・超獣・妖怪・猛獣などに後を追っかけられているのかのような危機感を抱きながら激走し、11時02~03分に到着する

受付に駆け込むと11時の回の工場見学はまだ始まっておらず、そのまま参加させていただく形となる。遅れて本当に申し訳ございません・・・





これまで数々の酒蔵巡りをしてきたが、焼酎工場は初めてである

工場見学はおよそ1時間、製造工程などを係りの方に説明していただく
手間隙かけて作られている酒をもっとありがたみを感じながら飲まなければならいと実感させられる学びの多い時間であった

工場見学が終わり、施設内のショップを見て回る

「あああああっ!!!!???」





ショップ内の一角に焼酎試飲コーナーを発見

部活(野球)をやっていた時によく見た大型タンク(ウォータージャグ)のようなサイズの容器に大量の焼酎が入っている

しかも無料!!!!

この地が天国なのかもしれない・・・





まさに黒キリ・白キリ何でも来い!!状態である(赤キリは無かった)

私は恥じらいもなく全種類の焼酎を試飲させていただき、おかわりも遠慮なくさせていただく

「この香り、この味わい、安定の味、間違いねえだ・・・」

誠に勝手ながら今回の一人旅の打ち上げをこの無料酒でさせていただきました





さらにショップで販売していたKIRISHIMA BEER(480円)を飲む

5種類の中から『ジャーマンスタイルピルスナー』を選択

プロレスの技で一番好きなのがジャーマンスープレックスなので、名前の響きだけでこちらを選択した

建物の外にあったベンチに座ってキンキンに冷えたビールを味わい昇天する





そして〆のデザートに『黒霧島入り焼酎ソフトクリーム』(300円)をペロペロして一人旅打ち上げを締める

前日も仙巌園で芋焼酎ソフトクリームを食べたが(ブログはこちら)、好きな食べ物の欄に『芋焼酎ソフトクリーム』と書こうと思えるぐらい、どストライクの好みの味である

芋焼酎の風味・香りが甘いアイスと重なり合って最高なんだよ・・・





酒に酔った勢いでお土産も大量購入

黒霧島焼酎飴・焼酎ケーキ・KIRISHIMA BEERコースター・黒霧島ゼリーインチョコレート

コースターを買ったのは、まさに酔った勢いだろうなぁ・・・

ちなみにお土産といっても、知人にお土産を買っていくような優しさを持ち合わせていない器の小さい人間なので、全て自分で食べました

これにて今回の一人旅の全日程終了





『霧島ファクトリーガーデン』を後にしたのが12時30分過ぎ、飛行機の時間までかなりあるので、ゆっくり歩いて都城駅に向かう(徒歩40分かかるところを1時間かけて歩く)

都城駅前の飲食店でご当地グルメでも食べようかと思っていたが、試飲焼酎をたらふく飲んだ影響で眠かったので、店には寄らずに駅待合室に入り、2時間近く目を瞑って過ごす


都城  16:00発 日豊本線
加治木 17:07着


加治木駅で下車し、17時25分発の路線バス(南国交通 溝辺下十文字行き)に乗り、鹿児島空港に向かう





18時前に鹿児島空港到着

搭乗時間までは、お土産屋や展望スペースで飛行機を見ながら過ごす
お土産屋の中でリピートで流れていた『維新 dancin’ 鹿児島市』という観光ソングが耳から離れない
西武ライオンズが優勝した時に、近所の西友で松崎しげるさんが歌う『地平を駈ける獅子を見た』がリピートで流れている感覚と一緒である

こちらの歌、鹿児島市内観光中にもあちらこちらで耳にしており、6年経った今でもたま~に聴きたくなるリズム感である。YouTube動画の出来も良い


鹿児島空港 19:25発 Jetstar便
成田空港  21:15着


東京から鈍行列車で何日もかけて行った鹿児島だったが、鹿児島~成田1時間50分で到着

飛行機、クソ速くて震えるだ・・・

JRより京成の方が乗り換えの接続が良く、早く東京に帰れるのだが、青春18きっぷ使用中なので安く済むJRで帰る


空港第2ビル 22:19発 成田線快速
錦糸町    23:33着


錦糸町駅で普段よく目にする黄色い電車を見て、夢のような時間から目が覚める

総武線各駅電車に乗り込み、再びつまらない日常へと戻るのであった



青春18きっぷ一人旅2018 完



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