2024.12 東京〜京都競馬場青春18きっぷ一人旅打ち 1日目① 指定席抽選と青春18きっぷルール改正の壁



京都競馬場が改修工事よる902日の休止期間を経て、2023年4月にリニューアルオープン(上写真は改修工事前に行った2018年11月JBC当日の京都競馬場


「新しくなった京都に行きたい」


私は高レベル低所得おじさんであるため、東京から京都に行くとなると割安のJR鈍行列車フリーパスを利用してでの旅打ちとなる

リニューアル京都競馬場に思いを馳せ、2023年10月に『秋の乗り放題パス』(JR線普通列車3日間乗り放題)を利用して、秋華賞当日の京都競馬場旅打ちを計画

しかし、指定席抽選落選により断念
立ち見だったら入場券購入で観戦できたのだが、長時間人混みに揉まれながら立っている気力&活力を全く持ち合わせていなかったので決断に至った

そして今年(2024年)も『秋の乗り放題パス』で秋華賞当日(10月13日)の京都競馬場旅打ちを企てたのだが、またしても指定席抽選で落選してしまう

「何故なんだ・・・。運気が腐っとるのか・・・」

私自身は先行抽選に応募することができるJRAカード会員で、かつ申し込んだ席の当選倍率(先行抽選で申し込んだ席は1倍未満)も高くなかったので、今年こそは大丈夫と京都行きを確信していたのだが、まさかの2年連続先行&一般抽選落選で唖然とする


「いや!まだチャンスはある!!」


今年(2024年)は4月から阪神競馬場が改修工事により翌年3月まで休止、よって12月の阪神JFと朝日杯FSは京都競馬場で開催される

調べてみると、朝日杯が行われる12月15日は冬季の青春18きっぷ利用期間内(24年12月10日~25年1月10日)であることが判明


「ここしかねえだ!!」


三度目の正直、2024年10月下旬に京都旅打ち計画が再び動き出したのである

鈍行列車旅打ちの場合、東京~京都の日帰りは難しいので、日程は2泊3日に定める。よってオークションサイトあるいは金券ショップで2回分の青春18きっぷを購入するつもりでいたのだが・・・

「ぬはっ!?」

購入前にたまたま目にした『青春18きっぷ改悪』というネット記事を読んで愕然とする

青春18きっぷは、2024年冬季発売のものから大幅リニューアルされて、これまで1種類(5回分)だった券種が、5回分(12,050円)と3回分(10,000円)の二種類に分けられた

これまで利用日は期間内フリー(複数日連続で使っても良し・日を分けて使っても良し)だったが、今回から購入時に利用日を事前決定しなくてはならなくなり、かつ連続した3or5日間でなければ利用ができなくなった。要するに『北海道&東日本パス』『秋の乗り放題パス』方式に移行したということである

さらに、複数人でシェアして使うことも2024年冬季発売の切符から不可に


例えば・・・

○月1日 18きっぷ1回目を使用して旅先へ
○月2日 観光・宿泊
○月3日 18きっぷ2回目を使用して帰宅
○月15日 18きっぷ3回目使用
○月28日 友人と18きっぷ4・5回目シェア使用


今までだったら1枚の青春18きっぷで上記のような使い方ができたのだが、これが不可能になった・・・

さらにオークションサイトや金券ショップで今まで売られていた青春18きっぷバラ売り(1〜4回分)も上記の新ルールにより売買が難しくなり、定価より安く購入することも難しくなった
交通費を極力抑えたい高レベル低所得おじさんにとっては、これが超絶痛いのである・・・

「安い料金で行けなくなったこの状況で、無理して京都に行く必要はあるのだろうか?」

想定外の状況に心が揺れる・・・

リニューアルした青春18きっぷで東京〜京都2泊3日旅打ちをするならば、3回分の18きっぷ購入(10,000円)することになり、片道料金は5,000円となる

これまで同ケースの旅打ちだと、青春18きっぷは2回分(往路1回+復路1回)で済み、大体6,000円前後で購入or落札ができた(片道3,000円程)

新幹線や飛行機などと比較すれば、リニューアル18きっぷでも十二分に安い料金なのだが、今までの激安料金を知ってしまっている分、損した気分になってしまう・・・

激安料金で行けるから、鈍行列車の糞キツい長時間乗車を我慢してでも青春18きっぷを利用していたのだが・・・

「行くのやめようかな・・・」

そうこうしているうちに、朝日杯当日の京都競馬場の指定席先行抽選申込日を迎えてしまう

「ならば、先行抽選に当選したら行く!落選したら旅打ち中止!」





こういう時に限って当選してしまう・・・

気持ちは中止の方向に傾きつつあったのだが・・・

ということで京都旅打ちが正式決定となったのである





旅出発3日前に新宿駅の券売機で3回分の青春18きっぷを購入、今回の切符から自動改札対応ということでサイズもコンパクトになった

旅出発前夜、1か月前にAmazonで購入した8,769円の巨大リュック(70l)に3日分の荷物をぶち込む
これまで幾度も青春18きっぷ一人旅を行ってきたが、夏季ばかりで冬季に旅をするのは今回が初めて。防寒対策でどのぐらい服を持っていったらいいか、頭を悩ます

リュックを軽量化したいので服の枚数含め荷物は極力少なくしたいのだが、京都競馬場の購入した指定席は屋外なので、ある程度服を持っていかなければ凍死、あるいはお腹を冷やして脱糞事故を起こしてしまう可能性がある

色々と考慮した結果、極暖ヒートテックなどの肌着&インナーを多めに持っていくことになり、これに一眼レフカメラやノートPC・洗面道具などもぶち込んで糞重たいリュックが出来上がる

そして2024年12月14日(土)

早朝4時台に糞重たいリュックを険しい顔で背負って旅に出る





東京駅から東海道線に乗り換え、本格的に西へ向かう

東京始発なのですんなりと端席を確保することができた。これで腰への負担が軽減されるので安堵・・・

していたのがスーパー大間違い

ドア付近の席のため、停車駅に到着してドアが開く度に冷気がもろに入り込んできて、眠気を吹き飛ばすぐらい糞寒い・・・。特に小田原駅でのドア開きっ放し10分間停車は、股間が縮みあがって取れちまうんじゃないかと思うぐらいの生き地獄であった・・・

「やっぱり18きっぷ旅は冬季にするもんじゃねえだ・・・」


東京 5:40発 東海道本線
熱海 7:40着





熱海で浜松行き(熱海始発)に乗り換え

4か月前に行った青春18きっぷ一人旅(紀伊半島ほぼ一周の旅)でも、朝の時間帯の熱海始発の浜松行きに乗車したのだが、この時は全席二人掛けの車両で、腰に負担が掛かることなく快適に移動ができたのだが

今回はロングシート車両・・・、腰バッキバキコース確定である

熱海始発なので左端席をスムーズに確保することはできたが、腰への負担が二人掛け席とは全然違う。右隣りの人に気を使うので、自然と左重心となり、かつ終点浜松まで2時間半の長時間乗車

浜松に到着する頃には左わき腹痛の出来上がり

さらに私が乗った車両、暖房の効きがものすごく弱く、終始糞寒くて頭も痛くなる(弱冷車ではなかったと思うが・・・)


熱海  8:02発 東海道本線
浜松 10:34着

浜松 10:46発 東海道本線
豊橋 11:19着





左わき腹痛を発症した上、浜松~豊橋間は電車混雑により乗車から下車まで一切座れず・・・

「もう嫌だ・・・。楽しくない・・・」

身も心もズタボロ状態で豊橋に到着する

数分後に発車する大垣行きに乗り換えることができたのだが、「座れなきゃ臭いゲロが出る」と身体がSOSを出していたので、電車を一本遅らせて『確実に座る作戦』に切り替える





乗り換え時間に余裕ができたので、豊橋駅構内の『mikawa bon Tora』で『ピレーネ』を購入して食べる

一人旅で豊橋乗り換えする際、高確率で購入しているピレーネ、このブログでも過去何度も紹介しているが、これが美味いんだよ・・・

一番好きなのは『ブラックサンダー味』だが、今回は『ダブル』(生クリーム&カスタード)を初めて購入してみた

「甘くてありがてえだ・・・」

クリームの甘さが疲労した身体に染み渡る

さらに駅ホームの自販機でリアルゴールドを購入し、停車していた新快速大垣行きの車内で注入

気力を取り戻し、左わき腹をかばいながら西へと進んでいくのであった・・・



つづく



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