2024.12 東京〜京都競馬場青春18きっぷ一人旅打ち 2日目① 京都駅朝活を経て、念願のリニューアル京都競馬場へ

※これまでの話はこちら



2024年12月15日(日)


本日が決戦日、彦根から京都競馬場へ出撃する

購入するレースは午後に行われるレースのみで、事前に指定席を購入して座席も確保しているので、昼頃に京都競馬場に行くつもりでいたのだが、「競馬場に行く」という行為にバッキバキに興奮していたのか朝6時に目が覚めてしまう

このままホテルをチェックアウトして早い時間に京都競馬場に行ったとしても、購入した指定席は屋外スタンド席なので、寒さ(最高気温9℃)に耐えながら席に座って長時間待機するという罰ゲームのような辛い時間を過ごすだけである

だったら当初予定の出発時間(9時)まで、ホテルの部屋で関西ローカルの朝のテレビ番組を観ながらゴロゴロしているのが一番良い

と思っていたのだが、私の興奮状態は収まらず・・・
鞍上騎手(脳)が「部屋で大人しくしてろ!」と手綱を締めても、馬(私)が抑えが効かないぐらいイレ込んでいた為、7時過ぎにはゲート(ホテル)を飛び出してしまい、予定よりかなり早く京都競馬場に向かうことになった

もし競走馬でこのようにイレ込んだ状態でレースを迎えたら、折り合いを欠いて4角で余力が無くなり、直線は馬群に沈んでズタボロに負けるパターンが基本線である


私も今日のレース(馬券)でそうならなければいいのだが・・・


ホテルから10分程歩いて彦根駅に到着、快速電車に乗って京都方面に向かうのだが、確実に座って行きたい

ならば一駅隣り(反対方向)の米原駅に引き返して、米原始発の快速 or 新快速に乗るのが良策である。スマートフォンで乗り換え検索をすると、都合の良い時間の米原始発の電車があった

彦根駅の電光掲示板(発車標)を見ると、次の電車が京都方面の快速、その後に米原方面の電車が到着する

気持ちは『米原引き返し案』で傾いていたのだが、先に到着する京都方面の快速が座れそうならば乗ってしまおうと思い、ホームに降りて混雑状況を見ることにする

「これは・・・」

彦根駅ホームに入線してきた京都方面の快速電車は、2人掛け席はまぁまぁ埋まっている様子だったが、ポツポツと空席がありそうな感じだったので、咄嗟の判断で可決寸前だった『米原引き返し案』をひっくり返して、この電車に乗ることにした

乗車後に車両を移動しながら空席探し、2人掛け席は想像以上に埋まっていたので、空いていた4人掛け席(2席×2席向かい合わせ)に座ることにする

「座れるだけ良しとしよう。これで下車する京都駅まで穏やかに過ごせる」

ところがどっこい、直後に乗ってきた20歳前後の女性2人組が正面2席に座って、葬式ならば喪主と僧侶にぶん殴られるんじゃかというぐらい糞デカいボリュームのおしゃべりを30分聞かされながら過ごすことになる

『米原引き返し案』にしてれば、2人掛け席に座って静かに穏やかに過ごせたかもしれない・・・

選択肢を間違えただ・・・



彦根 7:51発 琵琶湖線快速
京都 8:42着





京都駅で私鉄に乗り換えるのだが、このまますぐ乗り換えて京都競馬場に向かうよりは、京都駅近辺で朝ごはんを食べて時間を潰した方が、旅的にも体力的にも良いと思い、急遽京都駅周辺を歩き回って店を探すことにする

できれば京都グルメ的な物を食べたいが、ゆっくり座れて休憩できる店ならどんな料理でも構わない

朝のオアシスを求めて、京都駅の地下街から歩き始める

ところがどっこい、早くも本日2度目である
京都駅周辺はとんでもない数の外国人観光客に日本人観光客も加わって、飲食店は朝からどこも混雑状態

結局糞重たいリュックを背負いながら30分歩き回ってどこの店にも入れず・・・

列に並べば入店できるのだが、朝っぱらからそこまでする活力は無く、ぎゅうぎゅうに混んだ店で慌ただしく朝ごはんを食べる気力も無かった

早朝から人混みに揉まれ、体力を消耗し、人疲れし、心が折れ、やがて食欲も無くなる・・・

結局何も食べずに駅近くのローソンで競馬新聞を購入して電車に乗ってしまうことにする


「あっ!?空いてる・・・」





Suicaで近鉄京都駅の改札を通り、駅構内左手にあったカフェを見ると店内ガラガラではないか・・・

気がつけば、糞重たいリュックを下ろし、夜勤バイトを三連勤した時ぐらいの死に面を浮かべながら席に着席してコーヒー(400円)を飲んでいた

「インバウンドのビッグウェーブは近鉄京都駅構内までは押し寄せていなかったか・・・」

客3人の静かな店内で、身体を休ませながらボケ~っと過ごす20分

ようやく私に穏やかな朝がやって来た・・・

ホテルの出発時間
彦根駅の電車
京都駅朝ごはん

ここまで選択肢を全て間違ってきている悲惨な状況・・・

この糞流れの悪い中で、この後京都競馬場で闘えるのだろうか・・・

嫌な予感を抱きながら近鉄電車に乗り込む





京都    10:02発 近鉄京都線急行
近鉄丹波橋 10:10着



丹波橋で近鉄から京阪に乗り換え、GⅠ開催日で京阪電車は混んでいるだろうと見込んでいたが、ガラガラであっさりとロングシートの端席に座ることができた

ここまで悪い流れが続いていたが、本日初めてスムーズに事が運んだ
ひょっとしたら近鉄京都駅の空いていたカフェでコーヒーを飲んだことで、流れが一変したのかもしれない

「やれる!」

根拠のない勝機を感じながら決戦の舞台へ



丹波橋 10:16発 京阪本線準急
淀   10:25着





2018年11月JBC当日以来、6年ぶり2度目の京都競馬場

「リニューアル京都に行く」と思い続け、二度旅打ち計画を断念した上での悲願達成である(詳細は初回ブログで)

「ここに来れて感無量だが、この地で勝利を手にしなければ何の意味も無いのだ・・・」

入場門前で臭い息を整え、今一度気を引き締めて入場する





入場するとすぐに新しく作られた芝生ベンチ広場がお出迎え、パドックも以前の円形から楕円形に作り替えられ、1階からでも2階からでも見やすくなっていた。特に2階からは360度眺められるのでナイスな作りである(上写真3枚目参照)

京都競馬場、阪神競馬場もそうだが、スタンドの裏側の敷地面積が東京・中山と比べて格段と広いので、見やすいパドック、そして広大な休憩スペースがあって過ごしやすくて非常に良い





パドック近くにコントレイル像を発見、リニューアルオープンと同時に新たに建てられたものである

コロナ渦と重なって競馬場の入場制限もあったので、コントレイルを生で見たのは19年ホープフルSと21年天皇賞・秋の2回だけ(上写真2枚目は21年天皇賞・秋当日の東京競馬場で撮った写真)

無敗の三冠馬で偉大な馬であったが、私はどちらかというと同世代ではサリオス推しで、19年朝日杯FSで同馬を本命にして3連複380.8倍的中の恩義もあって、皐月賞でも日本ダービーでもサリオスを本命にして、コントレイルとは敵対関係にあった

そして21年大阪杯でコントレイルを本命にして歴史的和解を果たしたのだが、結果血みどろに馬券で負けて、ゲロが出るぐらいどえらい目に遭わされる・・・

ただ引退レースのジャパンカップはコントレイル本命でしっかりと応援させていただきました

歴史に残る名馬でした・・・





「金銭的に幸せになれますように・・・。小銭的中でもいいんです。銭銭銭・・・」

パドック周辺をウロついた後に、ライスシャワー碑に手を合わせて、本日怪我なく過ごせますようにと人馬の無事を祈る

時刻は10時50分

本日最初に購入するレースは、13時25分発走の京都7R

残り2時間30分

気温9度の糞寒い中、どう過ごすか・・・



つづく



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