2024.12 東京〜京都競馬場青春18きっぷ一人旅打ち 2日目② 京都競馬場で勝鬨を高々に 朝日杯FS 前編
※これまでの話はこちら

2024年12月15日(日)
本日の購入レースは・・・
京都7R 3歳上1勝クラス
京都11R 朝日杯FS(GⅠ)
中京12R 尾張特別
以上、3レースで勝負
京都競馬場に到着後は、リニューアルした競馬場の姿に年甲斐もなくテンションが上がり、パドック周辺を不審者のような挙動不審ステップでウロウロして無駄な時間を過ごしていたが、時刻はそれでも11時前である
最初に購入する京都7R発走時刻(13時25分)まで約2時間30分もあるので、とりあえず新しくなった競馬場内を熟練の不審者ステップで隅から隅まで歩き回ることにする

パドックから4コーナー方向に歩いていくとターフィーショップを発見、午前中から混雑して大盛況である
「競馬場にはアイドルホースぬいぐるみと一緒に行く」
「枕元にアイドルホースぬいぐるみが無いと眠れない」
私は上記のようなドリーミンタイプの人間ではなく、ぬいぐるみ含め欲しいグッズも特に無いのでショップをそのまま素通り
「只今、本日限定の朝日杯GⅠマフラータオルを販売しておりま~す!いかがでしょうか~!!」

素通りするつもりだったのだが・・・
昔の習性で朝日杯マフラータオル(1,000円)を買ってしまう
というのも、以前はGⅠ当日の開催場のみで販売される『GⅠマフラータオル』を集めていたのだが、買い続けているうちに数が多くなり過ぎて、収納する場所が無くなったため、5~6年前にマフラータオル収集を引退
したはずなのだが、旅打ちで遠方に来ている高揚感なのか、つい・・・
千円札を店員の方に渡し、GⅠマフラータオルを受け取る
以前は景品が当たるくじがタオルと一緒に同封されていたが、物価高不況の影響なのか入っていなかったのは残念であった
ちなみに購入した朝日杯マフラータオル、現在も未開封のまま今まで購入した大量のマフラータオルと一緒に押入れの中に眠っている・・・
「タオル、嵩張って邪魔だ・・・」


ターフィーショップからコース側に出て、4コーナー側の一番端っこまで行き、3コーナーの下り坂、そして内回り・外回りコースの直線合流点を眺める
この辺りの風景は、新しい施設が出来たとかもなく、リニューアル前に来た時(2018年)と大きな変化は無し
そこから1コーナー側のゴール板までリズミカルな不審者ステップでゆっくり歩いていく
GⅠ開催日だが、2歳戦ということもあってか、そこまで混雑はしておらず
一人で見えない何者かに大声でキレているおじいさん、地面に捨てられている外れ馬券をポケモンカードを集めている小学生かのように拾得しているおじさんなどの『公営ギャンブルマスター』の方々の姿も辺りに見当たらず、場内は意外と静まった雰囲気であった
コースの向かい側には改築された立派なスタンドがそびえ立つ。こちらは以前と様変わりしており、スタンド席が整備されてキレイになっていた

コース側を端から端まで歩き終えたところで時刻は11時30分
スタンド内に潜り込み、フードコートで飯を食う
食べるなら京都っぽいもの、あるいは関西っぽいものがいい
ただリニューアル前に来た時は、ご当地グルメっぽい食べ物を売っている店を見つけられず、何を食べたらいいのか迷いに迷った記憶が残っている
フードコートは改築されて広くなっていたが、牛丼・ハンバーガーなどチェーン店中心で、自分が求めている食べ物とは合致せず・・・

ピ~ンと来る店を見つけられないままフードコート内を何周か歩き回り、最終的に足を止めたのが『上等カリー京都 WAZAN』
「カレーが京都のご当地グルメかどうかは微妙だが、京都に構えている店っぽいし、ここでも良いか・・・」
現時点で待ち客も少なく、すぐ食べられそうなのも購入意欲のアシストとなり、こちらの店のカレーを食べることにする

上等カリー(880円 福神漬け抜き)
フードコートは混雑して騒がしかったので、パドックを見渡せる屋外ベンチに移動する。外は糞寒いせいか、閑散としていて落ち着いて食べれるナイスな環境であった
「上等だ・・・」
カレールーが安物とは違い、しっかり濃くて美味しい
そして、このご時世に1,000円を切る値段設定もありがてえだ・・・
今まで色々な競馬場でカレーを食べてきたが、ひょっとしたらこれが1位かもしれない・・・
そう思えるほどの上等な味であった
朝から悪い流れが続いていたが(詳細はこちら)、大当たりの食事を取ったことで、京都7Rを良い流れで迎えれそうである

時刻は12時、京都7Rの発走時刻が迫ってきたところで指定席に着席
自席は見晴らしのいい景観(上写真参照)、ブロックの最前列なので前に人の頭が気にならない良席である
東京・中山のスマートシート同様にドリンク置き場が設置され、隣りの人が気にならないゆとりある席幅で快適
しかし、本日は最高気温9度と糞寒いので、長時間滞在には厳しい環境である・・・
糞デカいリュックの中から使い捨てカイロを2個取り出し、両乳首の間に貼るカイロ、ヘソとポコ○ンの間に貼れないカイロを装着
服装も上下極暖ヒートテック(シャツ&タイツ)、重ね着もガッツリしており、この完全防寒無敵状態なら寒さに打ち勝てるはず!
寒さに勝ち、尿意に勝ち、競馬に勝つ!
やれる!!!

京都7R 3歳上1勝クラス ダ1400m
本命は2番人気11番アンナバローズ
前に行ける脚質が魅力的で、前走の未勝利戦はスピードの違いで押し切る逃げ快勝
今回は昇級初戦になるが、メンバーレベルが低いので即通用すると思うし、勝ち負けになるはず
ただ3か月ぶりの休み明けでプラス10キロ、やや余裕残しの印象も・・・
「いや!3歳牝馬なので馬体増は成長分だな!」
そう無理やり思い込むことにして、アンナバローズ軸の3連複流し計3,300円購入

さらに7番人気4番ヴォルスターのワイド流し計700円も購入
過去にメンバーレベルの高い未勝利戦で連続好走しており、近走は結果が出ていないが、今回減量騎手起用で逃げor先行競馬ができるようならば、最後まで粘るシーンがあっても・・・と思い、追加購入することにした
馬券は売場に行くのが面倒臭いので自席でPAT購入
2022年10月秋華賞当日の阪神競馬場以来の現地で聞く関西ファンファーレに心を躍らせながらゲートを見つめる


「最高だぜ・・・」
アンナバローズ、鞍上の岩田望来くんが見事にスタートを決めてくれて、番手先行の絶好位(上写真の赤矢印)
一方、ヴォルスターの方も前には行けなかったが、内中団のロス無い進路で追走、こちらも十分勝負圏内にいる
「この位置ならアンナバローズの3着内は大丈夫、あとは紐荒れして配当が跳ね上がってくれたら・・・」

馬群は4コーナーから直線へ
先団のポジショニングのアンナバローズ、多少外を回るコーナリングだが、手応えに余裕がありそうだし、地力も上のはずなので問題無い
あとは直線で抜け出すだけ!
銭を掴むビッグドリームチャンスが目前に見えてきて、低所得じじいの鼓動も速くなる
「つつつつつき抜けろおおおおおお!!!!!!」


「伸びねえええええだだだあああああああああ!!!!!」

またしても目前に見えていたビッグドリームは幻覚であった・・・
何十年この幻覚を見続けているのであろうか・・・
ロート製薬さん、参天製薬さん、公営ギャンブル幻覚に効く目薬を開発してもらえないでしょうか?800円未満なら買います!!
アンナバローズ 7着
ヴォルスター 11着
アンナバローズが直線で伸びを欠いたのは、結果的に休み明け二桁馬体増が太め残りだったということなのだろう・・・
ヴォルスターは直線どこにいるのか分からずのままであった・・・

京都7Rは確実に小銭を増やすレースと位置付けていたので、この外れはスーパー痛い・・・
「しょんべんしてぇ・・・」
懐が寒くなったせいなのか、あるいは一桁気温の寒さのせいなのか、どちらが原因なのかは分からないが、レース終了直後に膀胱が悲鳴を上げる
馬券が外れてこの場を逃げ出したいという気持ちも重なり、真っ青な顔でトイレへ駆け込む
競馬に負け、尿意に負ける・・・
※皆様のご支援お待ちしております