2022.10 秋の乗り放題パスで東京~阪神競馬場往復一人旅 1日目② 苦しみ哀しみながら関西へ
※これまでの話はこちら
2022年10月15日(土)
再び三島駅に戻り、東海道本線で関西を目指す
ここから東海道本線最大の難関・静岡区間(熱海~浜松)を向かえる。これまでに書いた旅ブログでも触れているが、この区間は長距離で利用客もそこそこあるにも関わらず車両編成が少ない、よって座れない場合がある。そして新快速が無い
車両の席も二人掛けクロスシートではなくロングシートなので、端席に座らない限りは寄りかかれない為、私のような腰痛持ちのじじいにとっては非常に辛い
旅でこの区間に突入する時は、毎度不安で胸がどぅきどぅきするのである…
三島 10:46発 東海道本線
静岡 11:47着
静岡 12:03発 東海道本線
浜松 13:13着
ただ今回は幸運なことに三島から浜松まで座ることができ、静岡から乗車した電車は静岡始発だったので楽に端席を確保。腰へのダメージをある程度抑えることができた
完全に私に良い流れが来ている
浜松 13:25発 東海道本線
豊橋 13:59着
豊橋での乗り換え時間は3分しかない
次乗車する電車は大垣止まりではなく、米原まで行ってくれる快速なので、これに乗ってしまえば余裕ぶっこけるのである
競歩ばりの早足で階段を上り下りし、電車が止まっているであろうホームへ向かったのだが、電光掲示板に乗る予定の電車が表示されていない…
(あれ?もう出ちまったか…。それともホームを間違えたか…)
毎回旅をする時は、パソコンのwordで『旅のしおり』を作成し、乗車する電車の時刻を事細かく記しているのだが、ひょっとしたら電車の時刻をタイピングミスしてしまったのかもしれない…
スマホで改めて電車の時間を調べて見ると、米原行きの快速は30分後であった
今までしおり作成でタイピングミスなんてしたことなかったのに…
完全な老いである…
急遽時間ができたので豊橋駅構内の売店を覗く。これまで伊豆の国市の鎌倉殿の13人大河ドラマ館で買ったお菓子しか食べていないので腹が減っている
『知立名物・大あんまき』
こちらは2017年の阪神競馬場青春18きっぷ旅打ちの時に豊橋駅で買って食べているのでパス(美味しかったが真新しいものが食べたかったので)
『豊橋名物・ピレーネ』
中日のレビーラなら神宮球場で見たことがあり知っているのだが、同じ東海圏でも豊橋のピレーネは見たことも無いし知らない…
店に近づいてピレーネを確認、正方形型のスポンジケーキでクリームがたっぷり入っている菓子であった
(これしかねえだ!!)
きたねえじじいになっても甘い物は好きである。豊富なクリーム量に心を掴まれてしまった…
味が何種類かあって、どれにしようかと店の入口付近で考えていると、後ろからはしゃいで騒々しい学生グループが大勢やってきて店内を占拠
(しんどい…。店の中に入りたくない…)
完全に気持ちが萎え、後ろ髪を引かれながら店から離れ、ピレーネを断念
この辺りから良かった旅の流れが変わっていく…
豊橋 14:32発 東海道本線快速
米原 16:39着
乗車中に東京11R府中牝馬S(15時45分発走)が行われるので、車内で予想をしてスマホで馬券購入
レースはグリーンチャンネルWEBで生視聴
惜しくも何にもなく、木端微塵に外れる…
そこから自問自答が始まる
「何故シャドウディーヴァなんかを本命にしたのか…」
牝馬6歳のピークアウトした高齢馬、鞍上テン乗り、そして展開ハマり待ちの不器用な後方脚質、本日の東京芝のトラックバイアスも不向き、要するにリスクだらけの馬であった…
自問自答は続く…
「自宅で落ち着いた状況で購入していたら恐らく本命にしていないんだよ…」
「旅に出ている高揚感で浮かれていたか…」
「心の乱れは馬券の乱れ、ピレーネの店で騒いでいた学生を見て冷静さを欠いてしまったか…」
テンションガタ落ちで米原駅到着、関西方面の新快速に乗り換え
米原 16:47 琵琶湖線新快速
京都 17:42
この日は日本シリーズ(東京ヤクルト×オリックスor福岡ソフトバンク)のチケット抽選当落(スワローズCREW会員先行抽選)が17時頃に発表される
愛するスワローズを応援する為、神宮球場で行われる第1・2・6・7戦すべてのチケットを申し込んだ
発表時刻となり、スマホでチェック
第1戦 落選
第2戦 落選
第6戦 落選
第7戦 当選
ウソだろ!!!
2015年(第3~5戦)、2021年(第3・5戦)と過去チケット当選率100%だったのにそんなことあるかよ!!
辛うじて第7戦は当選したが、日本シリーズが第7戦までもつれる可能性は低い…
スワローズが出る日本シリーズを球場で観られないなんて…
豊橋駅から流れは変わり、完全な負の流れである…
テンションさらにガタ落ちで京都駅下車
この後、駅前の京都タワーを観光をする予定だったが、一連の負の流れで完全に心が折れて、行く気力が無くなり予定をキャンセル
京都駅近くで晩飯を食って、予約した京都駅近くのホテルにとっととチェックインすることにする
晩飯は近鉄京都駅の近鉄名店みやこまち内にある『もり平』というそば屋
食べるものは『にしん蕎麦』と旅出発前から決めていた
2か月前(2022年8月末)にも青春18きっぷ一人旅で京都に来ているのだが、その時に嵐山で『にしんそば』を食べる予定も、お目当ての店がやっておらず断念、今回店は違えどもそのリベンジである
にしん蕎麦セット 1,900円
普段だったらアル中の方のように手が震えて躊躇しまくる価格なのだが、旅の時は強気で攻める
「すすす…すみません…、にしん…ににしん蕎麦セットで…。ハァハァ…、漬物は抜きでいいです…」
私、恥ずかしながら酢の物が全くダメなので、残してご迷惑をかける前にお断りをする
にしん蕎麦にかやくご飯、そして湯葉刺しも付いている
にしん蕎麦、恐らく食べるのは二回目ぐらいだと思うのだが、にしんの身を崩して汁になじませて食べるべきなのか…、それともにしんを丸々齧ってからそばをすするのか…
最後まで正式な食べ方は分からなかったが、湯葉含め京都グルメを堪能することができて満足
京都駅から徒歩10分程度、予定より1時間早くホテルにチェックイン
本当は阪神競馬場に近い梅田・難波・西宮辺りの宿にしたかったのだが、土曜で宿泊料金が祝日価格でどこも爆上がりで、低所得おじさんには手が出なかったので比較的料金が安かったこちらのホテル(一泊5,000円)を選択
長旅で疲労していたが、すぐに明日の競馬の準備を始める
旅行で来てるんじゃないんだよ…
闘いに来ているんだよ…
静かだと眠くなりそうだったので、スマホでオリックス×福岡ソフトバンク(CSファイナル第4戦)の生中継を観ながら作業を始める(ヤフープレミアム会員に加入しているので特典でパリーグの試合は見放題なのである)
それでも睡魔が襲いかかってきたので、野球中継を付けたままベットに横たわって仮眠
オリックスがチャンスを作ったらしく、スマホから流れてくる音が騒がしくなったところで目が覚める
中川圭太がサヨナラタイムリーを放ち、オリックスの日本シリーズ進出が決定
2年連続で同じカードか…
でもチケット落選してるんだよ…
虚しい気持ちのまま作業は深夜まで続き、25時過ぎに就寝
「うるせえ…」
暴走族のバイクエンジン音がうるさくて眠れない…
安いホテルなので窓ガラスが全然防音じゃない…
結局暴走族のバイク音は27時近くまで続いた…
最後まで負の流れであった
※皆様のご支援お待ちしております