2023.11.3 幸運のピークが来たと確信し、JBCが行われる大井競馬場へ 後編
※前編はこちら
13時に大井競馬場に到着してから1時間半は、馬券も買わずに場内を徘徊したり、食べるつもりが全く無かったコロッケ&フランクフルトを購入する状況になったり(前編ブログ参照)、スポーツ新聞のスケベ面以外の記事をゆっくり見たりしながら過ごす(スケベ面は真後ろに日本の未来を担う青年が座っていたので大人の判断で見るのを自粛致しました)
このようなダラ~っとした過ごし方ができるのは、前日までにちゃんと競馬の前予想をしてきているからである。レース直前に一から予想をするとスケベ心などの邪心が生まれ、曲がった結論を出すケースがあり、ろくなことがない。過去にこの邪心によって直前に本命馬を変更して何度地獄を見たことか・・・
今の私はスポーツ紙のスケベ面を見ないぐらいスケベ心が無い
今日はやれる予感しかしない・・・
本日の購入レースは・・・
大井9R JBCレディスクラシック(JpnⅠ)
大井10R JBCスプリント(JpnⅠ)
門別11R JBC2歳優駿(JpnⅢ)
大井11R JBCクラシック(JpnⅠ)
以上4レース
大井9Rの発走時刻1時間前となり、私こと低所得おじさんはようやく競馬と向き合う。発表された馬体重、当日の馬場傾向を前予想に加味して最終結論を下す
大井9R JBCレディスクラシック(JpnⅠ) ダ1800m
今回の大井開催は直前に砂を入れ替えており、かなり重たくパワーを要する馬場になって差しが決まりにくい。そうなると元々芝を使っていたスピードタイプのアイコンテーラー(1番人気)や後方脚質のアーテルアストレア(3番人気)にとっては不向きな馬場になるか・・・
地力ならグランブリッジ(2番人気)が一番上だと思っているが、スタートが遅い時があり、後方からになってしまうと本日の馬場では厳しい。それに加え鞍上のモレイラさんの地方競馬場経験が乏しい点も少々気になるところである
上位人気馬を疑いつつ本命に選択したのは、4番人気テリオスベルである
超個性派な馬で逃げ馬のくせにスタートが遅い。毎回スタートで後手に回ると鞍上のエダテルさんが序盤からムチをバンバン入れて、レース中盤(2角辺り)に差し掛かったところでようやく先頭に立って逃げの形を作るのだが、そこからがしぶといしぶとい・・・
時計のかかる重たい砂もスタミナ型のこの馬にはプラス、前有利の馬場も好都合である。今回勝つまでのイメージは湧かないが、逃げれれば最後まで粘って2~3着に残る可能性が高いと見て本命とした
ただ1800mはこの馬にとって若干距離不足であり、スムーズにハナを取れるかが鍵となる。できれば2角までには先頭に立ってほしい・・・
他の人気馬同様に不安点はあるのだが、牡馬相手でも互角以上の走りをしている地力を信じて、テリオスベル軸の三連複流し計3,500円購入
さらにヴァレーデラルナ・グランブリッジ・アイコンテーラー・アーテルアストレアの単勝もちょろっと購入(計1,500円)
馬券は席から動くのが面倒くさいのでその場でネット購入
「もうムチが入ってるだ・・・」
スタンド正面スタートで目の前を通過するテリオスベルを注視
今回もスタートがイマイチで先団に付けれず、序盤から51歳エダテルさんがバッシバシに追っている。ただこれは毎度のことで想定内である
「まぁこのまま追い続けて向こう正面入口ぐらいで先頭に立てればいいんだよ・・・」
馬群は1~2角を過ぎて向こう正面
「さぁそろそろ先頭に立ってもらって・・・」
向こう正面からペースアップする3角入口へ
ここでようやくテリオスベル先頭に立つ
「先頭に立つのが遅すぎるだ!!終始追いっぱなしで大分脚も使っちゃってるし、きついきついきつい・・・」
テリオスベル、直線に入ると余力無し・・・5着
結果的に距離が忙しく、スムーズに先頭に立てなかった。それに大井1800mは距離が短い上、ゲートから1角までの距離も短く、この馬の脚質的には不向きなコースだったかもしれない・・・
馬は悪くない、私の読み不足であった・・・
辛うじてアイコンテーラーの単勝が的中して大怪我しなかっただけでも良しとしようじゃないか・・・
大井10R JBCスプリント(JpnⅠ) ダ1200m
本命はスケベ心を出さずに断然1番人気リメイクから素直に買う
海外帰りで鞍上もテン乗りだが今回の相手では地力が抜けている。メンバー構成的にペースは速くなりそうで、この馬が差してこれる流れになりそう
ただ前有利のトラックバイアスなので後方脚質のリメイクが差し損ねることもあると見て、リメイク頭の単馬券ではなく、馬連流しで勝負する(計5,000円購入)
相手に人気薄が来てくれたら・・・
リメイクは直線良い脚で伸びるも前有利の馬場に苦しんで差し損なって2着、私の予想通りである
勝ったのは地方園田の3番人気イグナイターが先行押し切り
リメイク×イグナイターの馬連は1,000円購入している
「まぁ7~8倍はあるでしょう。小銭プラスで十分、そのお金で手がべっとべとになるスナック菓子を買いますよ」
思ってたオッズとちゃう・・・
馬連4.7倍×1,000円トリガミ的中
手がべっとべとになるスナック菓子はお預けとなったが、ここまで2レース連続的中
流れは良いはずである
門別11R JBC2歳優駿(JpnⅢ) ダ1800m
購入レースの中で唯一波乱要素があるのがこのレース、よって『本日の勝負レース』でもある。ちなみにJBC2歳優駿は2022年に万馬券的中(三連複120.5倍)しており、好相性のレースでもある
この時期の2歳ダートは、完成度ならJRA勢より道営勢の方が上であり、JRA勢と互角に戦える力を持っている。地方交流重賞はJRA勢から過剰に売れるので、地方馬から買う馬券は妙味もあり!
よって本命は道営の大将格パッションクライ(4番人気)
前で競馬ができるし、現状の完成度が高い。コース・距離経験もあり、前走からの上積みもありそう
パッションクライ軸の三連複流し計3,000円購入
「ダメだ・・・」
視力0.7前後の乱視の目をスーパー細めながら大型ビジョンを何度も確認する
「JRA勢がどえりゃあ強いだ・・・」
パッションクライ、直線入口でJRAの2頭に交わされ、最後は同じ道営の馬にも交わされ4着・・・
結果的に4角手前で先頭に立ったのが早仕掛けで最後まで脚が持たなかった・・・。せめて地方勢最上位着になってもらわないと・・・
ただ今になって考えると、勝ったのがのちに全日本2歳優駿・サウジダービーを連勝するフォーエバーヤング、2着がのちにホープフルS3着&若駒Sをディープインパクトのように外から突き抜けて勝つサンライズジパング
そりゃ敵わねえだ・・・
『本日の勝負レース』で見事にこけ、残すはJBCクラシックのみ
本日の目標を『勝って舟盛りの刺身を食べる』から『少しでも負け額を減らしてスーパーの割引シール弁当&総菜パンを食べる』に切り替えて最終決戦に挑む
大井11R JBCクラシック(JpnⅠ) ダ2000m
1番人気メイショウハリオと2番人気テーオーケインズの2強の様相、少頭数で他のメンバーも大したことがないのでこの2頭の争いで仕方なさそうである
何度も書いている通り、本日の砂は差しが決まりにくい馬場である。よって後方脚質のメイショウハリオには都合の悪い馬場であり、テーオーケインズの方に分があると見てこちらを本命にする
全盛期時よりは力が落ちてきた印象だが、JpnⅠではまだまだ上位争いできる地力は残っている。今回はメンバーレベルも低いので先行競馬をすれば大崩れはしないはず
テーオーケインズ×メイショウハリオの馬連を3,500円、さらにテーオーケインズ軸のワイド流しを計1,500円購入
恐らく人気馬決着が濃厚で高配当は期待できないが、最後は小銭でもプラスにして穏やかな気持ちで帰ろうじゃないか・・・
外はすっかり日も暮れてナイター競馬の様相である
おかしいんだよ・・・
小銭が増えるどころか、小銭が減ってんだよ・・・
2着以内は堅いと思っていたテーオーケインズは、逃げたノットゥルノも交わせず3着、そしてメイショウハリオはトラックバイアスに苦しみ詰め切れず4着
辛うじてワイド2点が当たったが・・・
本日の収支 -7,250円
私の昨日まで準備していた前予想は歯糞以下の価値であった・・・
本日のちゃんとした当たりは、抽選くじでもらったC賞『エースコックのわかめラーメン』だけであった・・・
緑の物体を片手に抱えて、お葬式に参列するような暗い表情で大井競馬場を後にする
「人がたくさんいるとこが辛い・・・」
精神的にやられており、これから立会川駅に向かうと混雑に巻き込まれる可能性が濃厚だったので、西大井駅まで40分かけて歩く
ただこの場所、私がかつて通っていたお笑い養成所(現在は移転)があった場所で100回以上利用した駅である
過去の記憶がよみがえる・・・
「この地から人生の階段を踏み外したんだな・・・」
気持ちがさらに落ち込んで湘南新宿ラインに乗り込む
『幸運のピークが来たと確信し、JBCが行われる大井競馬場へ 』
幸福のピークは指定席抽選に当選した時が最高潮であり、JBC当日にはすでに底辺まで運気は落ちていたのであった・・・
※皆様のご支援お待ちしております